スプートニクの恋人 -感想- 20代に好んだ本を読み返してみた

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どうも、村上春樹さんの作品が好きな隣の鈴木(@next_suzuki)です。

「スプートニクの恋人」(著者: 村上春樹さん) の感想。

ただの感想である。考察ではない!

概要

本の概要など。

あらすじ

不思議ちゃんに恋して海外まで行くお話だよ。

読んだ理由

村上春樹さんの作品の中で1,2位を争うくらい好きだった本。
約12年前(2009年)に読んだとき、とてもこの本が好印象だった。

当時は20代前半だった。
30歳を過ぎて、社会の闇に揉まれた今の僕は、
この本を読んで、どう思うのだろう?!

そんな自分への問いかけの答えを求めるべく、
13年ぶりにこの本を読んでみた。

完読までの時間

7時間08分かかった。
(Studyplusで計測した)

感想

好き勝手に感想を書く。

読み終わって感じたこと

つまらない。

昔は好きだったのに、今の僕には全然面白くなかった。
ただの雰囲気作品にしか思えなかった。

主人公に共感できなかった

約12年前の僕は20代前半で、この主人公より年下だった。
昔に読んだときは、この主人公みたいに、年上のお姉さんと親密な仲になったり、
仲が良い年下ができるかも!!
みたいな妄想?憧れ?を抱けた。

しかし、30歳を過ぎた僕には、
こんな妄想みたいな物語あるわけないだろ~。と、逆に冷めてしまった。

すみれがどの消えたのか

昔は気にしなかったんだけど、
どうも すみれ がどこに消えたのかサッパリわからなくて、
読み終わってもモヤモヤした。

物語的には雰囲気で許されるんだけど、
どうも今の僕の性分には納得できなかった。

パスポートもないのに、どうやって日本に戻ってきたんだよ!!笑

ギリシャの島

読みながら映画『マンマ・ミーア!』のような島を思い浮かべていた。
ビーチとか、山の上にある家とか、まさしくマンマ・ミーアの舞台と似てるイメージだった。
調べたら、ギリシャの「スコペロス島」という場所が舞台らしいから、雰囲気としてはあながち間違ってないんじゃないかな?!笑

雰囲気

数年ぶりに読んだけど、
言い回しとかの雰囲気はやっぱし好きだった。

夜中に電話をかけてくるシーンとか、とても好きだった。
あとはスプートニクに例える描写も良い。

おわりに

主人公への共感は、小説を読む上ではかなり重要なんだな。と改めて思い知らされた。

振り返ってみれば、去年読んだ「重力ピエロ」は、
主人公と年齢が近くなったおかげか、とても面白く感じたもんなあ。

息抜きに小説を読んでみたんだんけど、しばらくは小説以外を読んでみようと思う。
どうも30歳を過ぎてから小説を読むのが、時間を無駄にしているような気になってしまう。
もっと知識を深める、教養とか技術書を読むべきでは。と思い込んでいる。
それが今の僕の心境。

本題とはズレたけど、とりあえず、
僕も20代のときに、こんな不思議ちゃんと恋をしてみたかったなあ?!笑

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