どうも、洋画が好きな隣の鈴木(@next_suzuki)です。
最強のふたり 映画の感想。
ただの感想である。考察ではない!
あらすじ
貧困そうな黒人が富裕層で障害者な白人を介護するよ。
観た理由
この作品を好きな人が多い。
Amazonのレビューも飛び抜けて高評価!!
会社を辞めた後輩がオススメしていたことを思い出した。
今月ゴースティングしていたペアーズの相手がコミュニティにこの映画の名前があったことを思い出した。
人々が褒めるこの作品はどんな作品なのだろう?
そんな興味が沸いたので観てみた。
観る前のイメージ
黒人(ドリス)と白人(フィリップ)の人種を超えたお涙頂戴な話なんだろうな。と思っていた。
観る後の感想
お涙シーンはなし。
ブラックジョークを交えた笑える話。
小細工がなくサッパリした映画だった。
映画を観終えると清々しい気持ちになる。
September
冒頭はカーアクションから始まる。
えっ、アクション映画なの?!と、みごとに勘違いした。
黒人が警察を欺きノリノリで音楽をかける。
Earth, Wind & FireのSeptember
ドラマ「続・平成夫婦茶碗」とか思い出す。
僕はこの曲は好きだけどトラウマな曲である。
昔この曲が好きな人にクーリング・オフでフラれた。
以後、この曲を聴くとそんな思い出が蘇ってしまう…(苦笑
失業者
なぜドリスが雇われたのか?という部分から物語が始まる。
失業保険の手当がほしいから。という情けない理由だった。
そんな奇抜さが富裕層のオッサンの心を捕らえた。
発作を起こしているフィリップに
音楽を聴くか尋ねたのは、さすがにぶっ飛びすぎて笑ってしまった。
ジョーク
何度も飛び出すジョークが愉快だ。
僕はこういうジョークが大好き。
マガリーのジョークとか笑える。セクシーさがある。
失礼すぎるだろ!と思えるジョークをドリスが飛ばしまくる。
歯切れが良いが、本当の障害者が聞いたら、少し怒るのでは?と健常者の僕は思ってしまう。
でも、これくらい素直なほうが対等に扱ってくれてるようで嬉しいのかな?
障害者と意識して何かを言いよどむのは、区別ではなく、差別なのかもしれない。
そんなことを今考えさせれた。
ドリスの冗談に、フィリップも負けじと言い返す点が良かったね。
一方的じゃない。
ちゃんと言い合っているから、パワハラでも、モラハラでもない。
対等な関係が伝わってくる。
フィリップの富裕層や障害者などのステータスをまったく気にしないドリス。
そんなドリスに態度にフィリップは対等に扱ってくれていると感じたのだろう。
こういうステータスの境界線を超えた仲を描く点は「英国王のスピーチ」と似ていると共通する部分があるかなー。
スッキリ
てっきり「世界一キライなあなたに」みたいな、
オレは死にたいんだ。みたいな展開になるのかと思ったら、
まったくそんな湿っぽいシーンはないに近かった。
最後にフィリップが少しだけグレちゃうけど、
それは最後に盛り上げるために必要だったから問題ない。
カーアクションで警察を騙したり、
フィリップの娘の彼氏にクロワッサンを毎日買ってこいと言ったり、
Earth, Wind & FireのBoogie Wonderland
最後に卵と女性の伏線を綺麗に回収した。
卵はどうやって回収したのかもう少し詳細がほしかったけど、
サッパリとした終わり方で良かった。
おわりに
泣ける映画だろう!と思っていたら、
お涙を誘うようなシーンはなく拍子抜けだった。
だけど、感傷的な部分で鑑賞者の気持ちを引きつけることをせず、
境界線を超えた素直な友情は観ていて、とても物語に引き込まれた。
好き。好み。などの感情はわかなかったけど、
映画として素直にステキな作品だと思う。
周りの人々が高評価とレビューする理由も納得できた。