応用情報技術者試験 -感想レポ- 更に80時間勉強しても合格できる気がしない

応用情報技術者試験, 令和5年, 秋, AP, IT資格 雑談
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どうも、ITエンジニアの隣の鈴木(@next_suzuki)です。

応用情報技術者試験(AP) 令和5年秋 を受験した感想。

ただの感想である。
合格を目指す人には参考にならないと思う。

はじめに

「応用情報技術者試験 令和5年秋」を受験した。
振り返りとして感想をまとめる。

前回

令和5年春も受験した。午前の点数が56.25点で不合格だった。
そんな結果だったのでリベンジして秋も受験した。

自己採点の結果

23年10月8日22時00分の段階で午前の回答だけIPAに発表されていた。
自己採点したら49/80=61%だったので、午前はギリギリ合格しているかも…?

すごい気持ちとして微妙…。ギリギリすぎて喜べない…。
正直、自己採点なので2~3問は採点ミスしている可能性もある。
そもそも試験時に問題用紙に回答した内容を「◯」していた内容を元に回答をチェックしているけど、
問題用紙と解答用紙の内容が全て本当に一致しているかも怪しい。
そんなわけで素直に喜べない状況である。

僕のこと

ITプログラマ・エンジニアとして現役で働いている。
仕事の経験は約10年ほどである。

最近、ChatGPTにソースのことを尋ねてばかりだが、自称「中堅エンジニア」である。

基本情報技術者試験(FE)には、10年以上前の学生時代に合格済み。

応用情報技術者試験の受験回数

書いてて情けないし、恥ずかしいんだけど、今回で7回目の受験です。

最後に受験したのは2010年だった。当時は試験名がソフトウェア開発技術者試験(SW)だったことすら忘れてしまった。
あれから13年の時が経ち。5回も受験したこと当時の記憶が薄い。

たしか学生時代に2回受験して、その後に社会人になって会社の命令で受験した記憶がある…。
過去を振り返ると、5回目の受験は仕事が忙しいから行かなかった。とメモしてあった(苦笑)

応用情報技術者試験に行った人なら理解していただけるだろうが、
この試験は1/4くらいは欠席者がいる状態から始まる。
午後になると午前で諦めたのか1/3くらいが欠席の状態になる(苦笑)

その欠席者の一人が僕だった。

あれから10年のときが経ち、
あの時は理解できなかった言葉も、今ならITの実務経験を積んだのだから解けるのでは?!
と思って、ステップアップの意味合いも込めて受験してたのが前回である。

意外と勉強したら、仕事に役立つこともあった、言葉が理解できるから面白さもある、落ちた悔しさもあった。
そんな色々な気持ちがあったので引き続き受験した。

やれやれ、僕はいったいIPAに何万円つぎ込むことになるのだろうw?!

今回の勉強時間

今回は約3ヶ月で約80時間ほど勉強した。

下記の受験時間で、試験に挑んだ。

勉強時間
7月約2時間
8月約13時間
9月約46時間
10月約20時間

前回とほぼ似たような勉強時間だった。
ただ、前回よりも勉強の質が悪かったと思う。
前回はまとめた時間で勉強していたけど、今回はスキマ時間にチマチマ勉強することが多かった。

午後対策

午後は8月から対策を開始した。

前半は午後問題の対策を徹底した。
春は5問に絞った。

令和5年春に選んだ午後問題

  • 1.情報セキュリティ
  • 4.システムアーキテクチャ
  • 5.ネットワーク
  • 7.組込みシステム開発
  • 11.システム監査

絞った結果、難しい問題が出てきて打つ手がなくて見事に散った(まあ、その前に午前で落ちてるんだけどね)。
ネットで調べていると、みなさん解けなかったら他の問題を選択しているようだった。

よって、僕も他人様を見習って、選べる問題の幅を広げることにした。

2つ追加した。

追加した午後問題

  • 3.プログラミング
  • 6.データベース

プログラミングは、あまりにも解けなくて絶望した。
しかも、解説を読んでもイマイチわからない…。
私の解くスピードが遅すぎたし、解説を理解するのも時間が膨大にかかった。
時間の効率が悪い気がして、途中でプログラミングはあきらめることにした。
今気づいたけど、ここに5~8時間は費やしたので、前回よりも今回は的を得た勉強ができてないかも?!

過去問を再度解いた。

解いた過去問

  • 令和4年春期
  • 令和3年秋期
  • 令和3年春期
  • 令和2年秋期
  • 令和元年秋期
  • 平成31年春期
  • 平成30年秋期
  • 平成30年春期
  • 平成29年秋期
  • 平成29年春期

追加で解いたのは平成29年秋期、春期くらい。
令和5年春,令和4年秋はやらなかった。理由は直近の問題はあまり試験に出ないからである。
あと組み込み系は復習しなかった。1回目でもほぼ6割以上の点数をとれていたので復習しなかった。

最終的な体感としては、やっぱし足りないね。
4,5か月前に解いた問題でも、印象的なのは2割くらいは上昇する。
でも、ダメなやつはさっぱりだめだったね。前回と同じ点数だったりする。
単語系は覚えてるけど、長文系はだめだね。

4ヶ月前と同じ長文の回答を記入したときは、「うわー、僕は4ヶ月前から成長してないのか????」とマジで凹んだ。

あるサイトで勉強時間は500時間と書いてあったけど、本当にそうなのかも…。
午後問題は過去問を平成25年分くらいまで解いたりしないと駄目なのかもしれない。それを2,3回ね…。

感想

受験した感想を記述する。

全体的な感想

勉強が中途半端だったな。
午前もギリギリだったし。必ず出るところの学習が中途半端で点数を落とす部分がチラホラあって悔しかった。
午後は春よりは理解できたけど、選択をミスってイマイチな結果だと思う…。

午前の手応え

春みたいにわけわからない?!みたいな感情は少なかったと思う。
まあ、前回にそういう気持ちを抱いたおかげでなのか、いろいろな受験者のサイトの感想をみたせいなのか、
僕の思考が「この試験はこういう意味わからない問題を出してくる」という心構えになっていて、鈍感になったせいなのかもしれない。

思ったことは、今までよりも具体的な用語を元に単語を選ばせる問題が増えたような気がした。
僕の感覚では例えば「バブルソートの意味は下記の中のどれだ」みたいな問題が多かった気がした。
今回は、ざっくりと意味を覚えて、単語を知る。みたいな学習に寄せていたのだが、見事にそれが失敗した…。
何度も「あぁ…ちゃんと言葉の意味や仕組みを理解していれば採れた問題だったな。」と思った。
タラレバなんだけどさ…。反省も兼ねて、この記事の後半で振り返りたいと思う。

午後の手応え

下記の問題を解いた。

問題解いた時間
1.情報セキュリティ13:05~13:30(25分)
4.システムアーキテクチャ13:30~14:05(35分)
5.ネットワーク14:05~14:20(15分)
6.データベース14:20~14:50(30分)
7.組込みシステム開発15:10~15:30(20分)
11.システム監査14:50~15:10(20分)

最初の5分は問題文を眺めて、解けそうかチェックしていた。

全体的な感想としては、ネットワーク以外は秋よりも簡単に思えた。
簡単に思えた理由としては、文章が脳内に入ってきた。
脳内に入ったのは、前回よりも勉強したおかげかもしれないし、受験を受ける流れを対策したからかもしれないけどね。

「1.情報セキュリティ」と「4.システムアーキテクチャ」の最初までは良かった。
「4.システムアーキテクチャ」で35分使ったのはちょっと失敗した。

「1.情報セキュリティ」は、なんかわかっているようでわかっていない感じだった。
公開鍵と秘密鍵がいるのはわかるんだけど、送信者、受信者、CAの区分けの理解があさかった。
SSL/TLSの流れとしては予習していたつもりなんだけど、メールだと流れが変わるのか?!
中途半端な知識だったので合っていれば8割正解してそうだし、駄目なら全滅な気がするw

あれ?解いているの1個多くないか?と思った方もいるだろうが、1個多く解いた。

理由は、
「5.ネットワーク」が問題は、脳内にすっかりと入ったのでイケるか?!と思って、解いた。
だけど、最初の2問だけ回答が思い浮かんだけど、残りの問題はさっぱりわからなかったので、15分であきらめて、他の問題を解くことにした。
前回も似たような感じでテンパってしまって、心が折れたんだけど、今回は折れなかった。
前回の経験が活きた気がする。でも、自分で書くのも変だが、あの時に心が折れずに最後まであがいた自分を褒めてあげたい。

「6.データベース」は、穴埋めが多かったので、もっと冷静になれれば点数取れた気がする。

「7.組み込み」は、令和5年春に比べたら全然理解できた。
どうして最後に選んじゃったんだろう?!と後悔した。
20分で急いで解いたけど、時間があればもうちょっと点数が採れたと思う。
「7.組み込み」を最後にした理由は、計算問題がありそうに見えたので、計算に時間を取られる気がしたので、後回しにした。

学び

受験から学んだことを書く。
またの名を言い訳と呼ぶ。

10月の受験

4月の受験は前回の反省で書いたけど、下記のような苦悩?があった。

4月受験が難しい理由

  • 年度の変わり目
  • 送別会・歓迎会
  • 花粉症
  • 選挙

10月の受験は、まあ暑いくらいで、あまりなかった。
今回の経験を踏まえて、やっぱし受験は秋が最適なのかな?と思った。

ChatGPT

データベースの勉強は本当に助かった。
ChatGPT様々だった!!

問題にSQLの穴埋めがあるわけだが、最初はわからないSQL文が多かった。
ASは省略されているものだったり、ありのものがあったりする。
そんなことすら僕は理解できない状態だった。
だけど、ChatGPTに問題のSQLを打つと懇切丁寧に解説してくれた。
例題みたいなものも作成させたけど、なかなかよかった。

他の試験内容は、日本語の内容なので、あまり精度は良くなかったけど、
SQL文は全国共通なおかげで、大規模言語モデルとしてサンプルデータが多いのか、かなり良い精度の答えだったと思う。

英語

午前の問題を解いていて、何度も思ったことがある。
午前の問題は英語の能力が高い人のほうが勉強量が少ない。と思う。

効率良い勉強法みたいなサイトに、英語の意味から答えを推察する。とあったわけだけど、
本当にそのパターンが多いよね。

ITの資格は、理系より文系が有利。とかいう説があったような気がするけどさ、
文系のほうが英語能力が高かったりするから、応用情報技術者試験のAM問題に関しては、本当にそうだと思う。

あれ、でも今どきの大学生は理系でも、海外の文献とか読むから英語ができるんだっけ…?!
僕は専門学校卒なので、そこらへんの事情を知らないのでわからないけどね。

専門学校卒の僕から言わせれば、高校生時代に英語を勉強してこなくて、英語ができない専門学校生がこの試験を受験するのは、ちょっと辛い気がする。

言いたいことは、文系の大学生は有利かも?!英語が苦手な専門学生は辛いよ?!ってこと。

勉強は楽しい

今回も約80時間くらい勉強したのだけど、意外と楽しかった。

なんだかんだで学んだ知識が業務の資料で書いてあったり、
初対面の打合せ相手が学んだ単語を言ってきたりしたとき、
あぁ無駄じゃなかったな。とか、自分の成長を感じられて嬉しかった。

35歳前後のオッサンだが、この年齢になって勉強を本当に楽しめているような気がした。

上記、以外のこと。

受験会場

部屋が小さかったので、試験の終わる時間が早かった。
前回は青学で大部屋だったのだが、試験問題の回収とかに時間がかかっていて、終わるのが遅かった。
会場も駅から近いので良かった。

午前は退出

他人様の受験内容をみると、だいたいが午前は退出していた。
僕も今回は多少の計算問題を諦めて退出してみた。

11:45に退出して、外にいって12:00はご飯を食べれた。
寝覚めがよくなるようにコーヒーを飲んで、12:10~12:30まで昼寝を20分ほどした。
おかげで午後の問題を集中して解けた。
今回は試験本番を再現したぶっ通しの勉強を行わなかったので懸念点だった。
しかし、この退出のおかげで脳を休ませることができて、午後も集中できたのだと思う。

家庭持ちの勉強時間

前回はあまり妻が支えてくれなかったけど、今回はかなり妻が家事をやってくれたので助かった。
今回は妻に本当に感謝してます。
遊びに連れ行ってあげれなかったので、しばらくは家族に尽くしたいと思います。

おわりに

そんな令和5年秋の振り返りでした。

勉強していた期間にやりたいことがたくさん見つかったので、しばらくはやりたいことを思う存分に楽しみたいと思いますw

公式の結果

追記:2023.12.2

今日が合格発表日だった。
午前は受験しているけど、午後は不合格だろうな。
今回の結果を元に、来年は今年よりも時間がないけど、なんとか勉強しよう。。と腹をくくって合格発表を確認した。

結果は合格していた!!

点数

本当にギリギリだった…。
午前の点数は、自己採点の通りだった。
マークミスなどが無くて助かった…。

試験点数
午前61.25点
午後67.00点

午前分野別得点

前回はボロボロだったテクノロジ系が上がったので合格できたぽい。

分野点数
ストラテジ系15.00点(60%)(満点25.00点)
マネジメント系10.00点(80%)(満点12.50点)
テクノロジ系36.25点(57%)(満点62.50点)

午後分野別得点

令和5年の春よりは手応えがあったけど、時間配分がミスっていたので合格できるとは思っていなかった。
もし合格していても超ギリギリだと思っていた。
しかし、67.00点でギリギリだけど、超ギリギリというわけではなかった…。

点数の詳細が知りたい!!と思ったけど、
公式サイトの内容をみてビックリ。
午後は点数の詳細が記載されていなかった…。

応用情報技術者試験の次は専門分野ごとに分かれるため、自分の得意不得意を把握するためにも、午後問題の点数が知りたかったな…。
大人の事情なのかもしれないけど、開示して欲しいな。

おわりに

なにはともあれ合格して良かった。
はじめてソフトウェア開発技術者試験(SW)を受験したのが専門学校時代の2008年の春だった。
あれから約15年の歳月を経て、7回目でやっと合格できた!!

専門学校時代の唯一の心残りだったので、精算できて良かった…。
IT業界に務めて約15年。この資格が評価されている場面を一度もみたことはない。
だけど、僕の気持ちとしては、この資格に合格できたことによって、やっと胸を張って「中堅エンジニア」と名乗れる自信がついた!!気がする。

自分の中の長期プランの一つとして、応用情報技術者試験の合格があったので、
プランの一つが進んだことも、とても満足感があって嬉しかった。

合格したことも嬉しいけど、何よりも勉強期間に支えてくれた妻にこの場を借りて感謝を伝えたい。
こんな何度も試験に落ちているような僕に時間を作ってくれた妻に本当に感謝します!!

応用情報技術者試験に合格すると、次の高度試験が午前1が免除らしいので、2年以内に1回くらいは受験したいなー。

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