📝 はじめに
2025年11月に発売された B’z の最新アルバム『FYOP』を聴いたので、
その“聴き体験”をまとめる。
専門的な考察ではなく、ただの“ファンとしての感想”です。
🎸 僕のB’zファン歴(レビューの前に)
- B’zファン歴:15年以上
- 好きなアルバム:『SURVIVE』
- 曲の好み:ロック系・ヘヴィメタル系のアップテンポな曲が好き
- ライブ参戦歴:20回以上は参戦はしている。ちょっと冷め気味なファンくらいの距離感
🔗 B’zライブ参戦履歴
これまで参加したB’z・稲葉浩志ソロなどのライブ一覧はこちら:
👉 ライブ参戦履歴
📀 アルバム概要
- アルバム名:FYOP
- リリース:2025年11月
- トータル曲数:10曲
💭 全体の感想(総評)
60歳を越えたお二人にふさわしく、落ち着いたアルバム。
昔のような激しさは無いけど、年齢を重ねた“いまのB’z”としては、これが自然だと思った。
🎶 曲ごとの感想(全曲 / ネタバレ)
1曲ずつ感想を書く。
1. FMP
- 最初のデジタルサウンドは、第一印象「MuseのHysteriaっぽい!」と思ったけど、急に疾走感が出てきて良い意味で裏切られた。
- ギターソロも普通に良い。
- 歌詞は“自分を卑下しがちな稲葉さん節”全開の応援系。迷っても最後は自分を肯定しよう、という方向性ね。
- 系統的には RUN / Brotherhood/ 純情ACTION / 兵、走る あたりが近い気がする。
- もう少し爆発しても良かったけど、あえて落ち着いているのは「60代の落ち着き」なのかもしれない…と解釈している。
2. 恐るるなかれ灰は灰に
- 1曲目の疾走感から、一気にヘヴィーな重厚サウンドへ。
松本さんの最近の音作りなら、むしろこっちの方が“ハマってる”感じ。 - 冒頭はワンオクっぽいと思った。
「Freedom Train」の拡声器を思い出して笑ったw - 歌詞は“誰かどこかへ消えてしまった系”の孤独感・喪失感が漂うタイプで、
さらに「夢」というワードが出てきた瞬間に 「May」 を連想した。 - ネガティブワード多めで、稲葉さんのソロ感がちょい強め。
- タイトルが視覚的にめちゃくちゃ読みづらい。特に「るる」の並びが脳に引っかかる。
3. 濁流BOY
- これまでのB’zにはあまりないタイプ。過去曲の連想はしなかった(単に最近の曲の聞き込みが少ないだけかも)。
- ただ、数年以内のB’zの雰囲気ではある。
- 自分への叱咤系ソングかな?方向性は1曲目に近い。
- “BOY=若い頃の自分”が誘惑(濁流)に流されそうになるけど、踏みとどまれ!みたいなメッセージを感じた。
4. 鞭
- iTunesでDLして3〜4回しか聴いてない(苦笑)ので記憶が薄め。
- セクシー系?夜のバーが浮かぶような大人の世界観。
- “汗”というフレーズを聞くと稲葉さんのソロ曲「横恋慕」を連想してしまい、どうしても大人っぽい空気が強く感じられる。
- “ムチウチ”のカタカナ歌詞のくだりで「あぁこんな曲あったな」と記憶が戻ってきた。
5. INTO THE BLUE
- 急に“英語の歌詞”が来てビビるw
- 僕の英語理解力はTOEIC300レベルだけど、自分でざっと訳した感じでは重たいテーマではなさそう。
- 優しいサウンドのメロディーで、純粋に好き。
6. FAITH?
- “赦そう”は、”許そう”と何が違うんだ?
- “陰翳”は”陰影”と何が違うんだ?
- 歌詞は推し活っぽいテーマにも見える。
- 「ニュースに惑わされても私は推しを信じる」みたいな信仰ソング?
…はっ、B’zファンの心構えを問われてるのか!?(そんなわけはない)
7. 片翼の風景
- アラフォーでFF7世代なので、“片翼”と聞くと即セフィロス。払拭が大変。
- プレジャーの「あいつ」並に自由人が登場。
- でも主人公はそんな相手をブレずに待ってる。芯がある人。
- 過去曲にもよくあった“雨に打たれる系”の表現──
「愛のままに〜(ふりしきる雨)」「TIME(降り止まない雨)」「熱き鼓動の果て(どしゃぶりの雨)」など、久しぶりに来たなと思ったら、まさかの “雨が槍になる” という突然のスケールアップに思わず笑ってしまった。
もう戦国時代の合戦かよ、とツッコミを入れたくなるダイナミックさで、「槍も関係ない思い」ってどれだけ壮大なんだ…と感心すらした。 - 「シンクロニシティ」 のワード。
知らない単語すぎて、思わず「シンクロニシティ?!」と声に出してしまった。 - まったりバラードかと思ったら、ラストはCALLINGっぽいバラードロックで締めてきて好き。
8. イルミネーション
- 朝ドラ歴代最低視聴率の主題歌…。B’zの称号としては複雑。でも、紅白で聴けたのはありがたい。
- 「進む君と僕のハイビーム」みたいなドライブ感が、どこか80〜90年代から抜け出せない空気を感じる。
今の若い世代には伝わらないかもしれない…。 - 曲自体はポップで好き。
- 冬ツアーでは間違いなく聴けるでしょ。
9. The IIIRD Eye
- 冒頭メロが今までにない感じ。
フキアレナサイ級に「なんだこれ?」と思った。カッコイイ。ルパン感あるw - 歌詞も“ルパン三世の大泥棒的思想”みたいな雰囲気。
- “見えないものを見れた”=カリオストロの城で銭形が言う「あなたの心です」なのか?と思った。
10. その先へ
- タイトルはファンへ?自分たちへ? の問いかけに感じる。
- ジャケ絵に2人が並んでいるのも良い。
- グローリーデイズ/いつかまたここで 系の、積み重ねた日々への感謝ソング。
- アルバムの締めとしては、とても無難で綺麗。
🏆 推し1曲(アルバム内)
アルバムの中で、特に刺さった曲は🥇 第1位『濁流BOY』でした。
🧠 学び・気づき・印象に残ったテーマ
60歳越えたけど、これからも自分の道を信じて活動します。みたいなオーラだった。
📝 まとめ
あんまし期待していなかったけど、別に超悪いわけでもないし、超良いな。と思ったこともなかったけど、期待感よりはかなり良かった。
12月の東京ドームライブに参戦予定なので、これからじっくりとアルバムを聴き込んでいきたいと思います。

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