BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX- 8巻 -感想- | 全員戦闘モードの虫退治

BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-, 8巻, 漫画, 感想 漫画
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ただの感想である。考察ではない!ネタバレ込み!!


📝 はじめに

どうも、漫画NARUTOが好きな隣の鈴木(@next_suzuki)です。
BORUTO -ボルト- -TWO BLUE VORTEX- 8巻』 の感想を書き残す。


📘 この巻について(概要)

物語の概要と、読むきっかけを簡単にまとめる。

📖 あらすじ

里に襲来した虫(マムシ)と戦うよ──!

💡 読んだ理由

一番好きな漫画は『NARUTO -ナルト-』。
その続編ということで、もちろん継続して読んでいる。

⬅️ 前巻(7巻)の感想はこちら


💭 感想まとめ

シーン単位やキャラごとに感想を語る。
感想・批評はすべて僕自身の主観である。

🌀読後の感想

  • 虫(マムシ)との戦闘が、TWO BLUE VORTEXにしては珍しく1冊以内で終わらないのか!!
  • 全員が戦闘モード。アニメ映えしそうな戦闘シーンが多い
  • それにしてもサラダよ……チャクラ配分を考えような……。

📖 各話ごとの感想

各話について語るよ。

以下で引用する章タイトルは『BORUTO -ボルト- -TWO BLUE VORTEX- 8巻』(池本 幹雄, 岸本 斉史)から引用。

📘29話 害虫駆除

モモシキとボルトの会話から始まる。

漫画の帯に「連載10周年」と書いてあった。
そうか。映画『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』で、モモシキがナルトたちに敗れてから、もう10年も経ったのか……。いや、時代の流れが早すぎる。

そして同時に、まだ10年経っても完結していないのか……とも思ってしまった。
『NARUTO -ナルト-』の連載期間が約15年だったことを考えると、このペースだと『BORUTO -ボルト-』も完結まで15年は超えそうな気がする。

もはや親子二代にわたる物語というより、読者の人生にじわじわ食い込んでくるタイプの作品になってきた。


ボルトは、自分の身体を譲る代わりに、モモシキの力を借りるらしい。
そして、ボルトに楔(カーマ)と白眼が発動する。

白眼!!!

建物の先にいる虫(マムシ)まで見えている。
やっぱり白眼の視覚能力はチートすぎる。
壁の向こうまで見える時点で、索敵能力としてはかなり反則だよな。

そして何より、ボルトが白眼を使える展開は、NARUTOファンとしてはかなり胸熱である。
うおー、そんなチート能力まで使えるようになっちゃうのか、ボルトさん。

もちろん、今回はモモシキの力を借りているから使える、という理屈は分かる。
でも、それ以前にボルトはヒナタの息子である。
日向の血を引いている主人公が、白眼を開眼していても何も違和感がない。

むしろ、ようやく来たか、という感じすらある。


さらに楔(カーマ)のおかげで、大玉螺旋丸まで使うボルト。

普通の螺旋丸より巨大で、画としてかなりカッコいい。
大玉螺旋丸って、バトル漫画の見せ場として本当に映えるから好きなんだよな。

一方で、カワキも楔(カーマ)を使って虫(マムシ)を駆除していく。
空から虫(マムシ)を見下ろすカワキ。

……いや、この漫画って、こういう「上空に浮いているキャラが、地上のキャラを見下ろす構図」多くない?笑
気のせいかな。
でも、けっこう見ている気がする。
どこかの誰かさん、このカットだけ集めて比較してくれないかな。
たぶん、思ったより多い気がする。


一方で、コブ殿に追い詰められるミツキ。

木ノ葉丸先生がフォローに入るけど、結局うまくいかない。
そしてシカマルもピンチ。

木ノ葉丸さん、この物語で本当に良いところが少ない。
かなり損な役回りである。
三代目火影の孫という設定の恩恵を、もう少しくらい与えてあげても良いのでは……と思ってしまう。

ナルト時代から見ている身としては、木ノ葉丸にはもう少し活躍してほしいんだよな。


そんな中、シカダイが新術「投網 影縛りの術」を披露する。

なんだこれ?!

シカマルがアスマ専用のチャクラ刀を使って発動していた「影真似手裏剣の術」。
あれを、チャクラ刀なしでもできるようにした術ということなのだろうか。

つまり、シカダイの「投網 影縛りの術」は「影真似手裏剣の術」の上位互換なのか?
武器がなくても拘束できるのは、かなり便利そうである。

ただ、「影真似手裏剣の術」は、手裏剣が刺されば打撃、避けても影で拘束という、二段構えの攻撃だった。
そう考えると、単純な上位互換というより、用途が少し違う術なのかもしれない。

それでも、シカダイが新しい術を覚えていたことで、前巻で新術を習得したいのじんだけでなく、シカダイもちゃんと成長している感じがあった。

こういう次世代組の成長が見える描写は、けっこう好きだ。

📕30話 邪魔者共

ヒマワリが街中で「尾獣玉」をぶっ放していて驚いた。
おい、このヒマワリちゃん、野蛮すぎるだろw

シカダイに叱られていたけど、下手したら街が吹っ飛ぶんだから、あんな注意だけで済まされる事案ではない。
普通に大問題である。

だいたい、お祖父ちゃんである四代目火影は、九喇嘛がぶっ放してきた尾獣玉を命がけで里の外に移動させた過去がある。
それなのに、その孫が街中で尾獣玉を撃つなよ!w

てか、アニメのヒマワリちゃんって、もっと優しかったよね?!
『TWO BLUE VORTEX』のヒマワリは、ちょっと野蛮すぎるw

両親がカワキに封印されて不在になり、両親の目が行き届かなくなったからなのか。
九喇嘛にそそのかされたのか。
それとも、九喇嘛のチャクラの影響なのか。
こんなヤバい方向に成長してしまったのだろうか……。


ボルトが一般の忍者に捕まったのも、少し驚いた。
里の忍者だからこそ、油断して無防備だったということなのだろうか。

そこから、前巻でスミレちゃんに改造してもらった刀でピンチを脱出する。
「自動でチャクラを吸う」という設定は、ここでちゃんと活かされた。

ただ、正直なところ、こんな些細な展開で使われるのは、少し思っていたのと違った。

もっと大きな見せ場で使われるのかと思っていた。
とはいえ、チャクラを吸う、チャクラを与える、みたいな展開は、NARUTOやBORUTOではわりと見慣れたパターンでもある。
だから、これくらいサラッと使うくらいでちょうど良いのかもしれない。
大げさに引っ張りすぎても、それはそれでマンネリ感が出そうだしね。


コブ殿が手強い。
今巻を通して、最後まで嫌なキャラである。

ずっと味方側の足を引っ張ってくる感じが本当に面倒くさい。

そして、ついにシカマルが尋問をくらうことになる。
果心居士がガマ子分を忍ばせておくようにアドバイスしたとき、シカマルは「何か案があるのか?」と問う。

その会話を聞いていたボルトの横顔の無言カットが入る。
あの無言カット、良い意味で怖い。
まさに、これから何かが起きることを暗示するカットである。
おー怖い怖い。


ここで、”いのじん”が新術をもうひとつ持っているのか?あるいは新しい力が開花するのか?
と思ったら、まさかの「心転身の術」だった。
少し拍子抜けしたけど、山中家の術としては正統派ではある。

しかも、”いのじん”がサイに対して「お父さん」発言をしている。
ダメすぎだろwww

さすがに、サイはそんなことで気づかない設定ではないよな……と思った。
元暗部だし。
ここで気づかなかったら、今までのサイの設定は何だったんだ、という話になってしまう。

ただ、そこは期待を裏切らず、ちゃんと息子だと気づいていた。
このあたりは良かった。

シカマルが裏切っているのではないか、という尋問の任務よりも、息子が何かヤバいことに巻き込まれているのではないかと、息子の安否を優先するサイ。
この姿を見て、サイもちゃんとお父さんになったんだな……と少し感動した。
昔の感情が無いサイを知っていると、こういう変化はけっこう沁みる。


それにしても、ガマ子分を経由して「心転身の術」まで可能なのか。
このガマ子分、便利すぎる。ちょっと欲しい。

情報共有もできるし、潜入もできるし、術の中継までできる。
もはや忍界の便利ガジェットである。

この蛙たちは、NARUTOシリーズに登場した妙木山の蛙たちと同じ系統なのだろうか。
果心居士が使っている以上、やっぱり妙木山と関係があるのか。

このあたりも地味に気になる。

📗31話 うるさい

果心居士にコブ殿を殺すように言われるけど、殺さないいのじん。

チャラいキャラに見えるくせに、意外と真面目。
このギャップが良い。

読者である僕など、さっさと面倒くさい妨害キャラなんだから、虫(マムシ)に殺されちまえ!と思ってしまった(笑)

それにしても、NARUTO・BORUTOに登場する大名関係の人間って、ウザい人間ばかりな気がする。
そろそろ賢くて優しい大名系キャラは登場しないのか?!

忍者たちが命をかけて戦っている横で、大名系キャラが余計なことをしてくる展開が多すぎる。
まあ、そういう立場の人間だからこそ、物語上の「邪魔者」として使いやすいのかもしれないけど。


エイダが狙われている物語なのに、エイダが全然登場しないなと思っていたら、8巻の後半でやっと登場した。

そして、千里眼を使うと虫(マムシ)に気づかれる、と察しているエイダ。
やっぱり賢いキャラである。

29話で虫(マムシ)が「視線」について語っていた理由も、ここで理解できた。
なるほど。あれはエイダの千里眼に関する伏線だったのか。


サラダが虫(マムシ)に『大日孁(オオヒルメ)』を放つ。

今回も目から流血している。
最強の術だからこそ、反動の痛みを伴う感じが最高である。

強力な術には、ちゃんと代償がある。
このゾクゾクする感じは、万華鏡写輪眼らしくて好き。

しかし、いやいや、このタイミングで『大日孁(オオヒルメ)』を使う必要ある?!
ただのチャクラの無駄遣いでは?!
使った後には、万華鏡写輪眼ではお決まりの、視界が霞む描写。

NARUTO読者は、これまで何度この描写を見てきただろうか。
ナルト知識が蓄積された読者なら、勝手に「万華鏡写輪眼の反動で失明に近づいています」と理解してくれるだろう。
そう想定しているのか、ここでは特に説明もなく、さっと流される。
シリーズものは、こうやって読者への説明を省ける点が利点だよね。

ただ、今回に関しては、少し無理やり伏線を引いている感じも否めなかった。
この後の展開のために、サラダの消耗を見せておきたかったのかな、という印象である。


コブ殿が死んだ!
……と思ったら、死なない。

どうして大名系キャラは、こういう場面で一向に作中から退場しないのだろうか。
こんなに忍者たちが命をかけて頑張っているのに、不憫すぎる。

しかも、コブ殿はまだ尋問を諦めていない。
しぶとい。本当にしぶとい。


そして、いつになったらデイモンは戦うんだ?と思っていたら、やっとエイダを囮にして虫(マムシ)と戦うことになった。

姉のエイダはかなり嫌そう。
一方で、弟のデイモンは戦うことにノリノリ。

この温度差が普通に面白い。
エイダは面倒ごとに巻き込まれたくないのに、デイモンは「やっと出番だ」くらいのテンションでいる。

📙32話 悪魔と踊れ

虫(マムシ)には「単一の共通意識」があると、アマドが言っていた。
これも後の伏線になるのだろうか。

単純に分裂しているだけではなく、意識はつながっている。
この設定、今後かなり面倒なことになりそうな気もする。


てか、エイダも飛べるんだね……。
最近、ソファに座ってばかりだったから、すっかり忘れていた。

そもそも、なんでエイダは飛べるのだろうか。
アマドの改造のおかげなのか。
それとも、大筒木の能力を埋め込まれているからなのか。
このあたりの設定、分かっているようで意外と分かっていない。

エイダ本人があまり戦闘しないから、能力の全体像がまだ見えにくいんだよね。



ボルトが虫(マムシ)を案内している時に、デイモンについて忠告する。
最初は、なんで敵である虫(マムシ)に、わざわざボルトが忠告しているんだ?と思った。
でも、これは読者にデイモンの能力を説明するためでもあったんだろうね。

ここで、デイモンの反射の条件が明かされる。
「掌が他の生物に触れている必要がある」とのこと。

いや、反射に条件あったのか?!
そりゃあ、何の条件もなかったらチートすぎるか。
というか、この手の「触れていなければ能力が発動しない」みたいな設定、どこかで見たことある気がする。
漫画『呪術廻戦』の「不義遊戯」かな?!「HUNTERXHUNTER」の「呪術廻戦」の「縛り」と勘違いしているのかな?!


大量に分裂した虫(マムシ)を、みんなで倒していくシーン。

ここは普通にアニメ映えしそうだった。
ドラゴンボールの映画で、一人ひとりが必殺技を出して敵を一掃していくような描写に近い。
こういう「全員で戦っている感」があるシーンは、やっぱり見ていて楽しい。

ただ、デイモンについては少し地味にも感じた。
1対1なら圧倒的に強い。
でも、範囲攻撃がないので、大量の敵を相手にすると、ひたすら肉弾戦で1匹ずつ倒していくことになる。

このまま地道に殴って倒していくのか……?と思って、少しだけ興奮が覚めかけた。
でも、ここから予想と違う展開になる。

虫(マムシ)は分裂すると知能が低下する。
そのせいで、デイモンの挑発に簡単に引っかかり、反射で一掃されていく。

これは普通にうまい。
大量に分裂するほど知能が低下する、という前巻からの設定がちゃんと活かされている。
単に「数が増えて厄介」ではなく、「数が増えるほどバカになる」という弱点につながっているのが面白い。
この設定の使い方はかなり良かった。


虫(マムシ)の数は、あっさり50体以下になる。

そして、ここでサラダが『大日孁(オオヒルメ)』を発動する。
しかし、サラダは目から流血しながら気絶。

チャクラ切れなのか……?
おいおい、チャクラ量のコントロールはできないのか?!

サスケさん、ちゃんと娘ちゃんに万華鏡写輪眼の使い方を教えておいてくださいよ!
……とツッコミたくなるが、サラダが万華鏡写輪眼を開眼した時点で、サスケはすでに神樹に封印されていた。
それは無理ですね……。

前話よりも敵の数が多いから、必要なチャクラ量を予測できなかったのだろうか。
いや、でも物語的に、チャクラが切れたら死ぬんじゃないの?!サラダは大丈夫なのか?!


さらに、カワキも能力を使いすぎてオーバーヒート。

大筒木の楔(カーマ)にオーバーヒートなんてあるの?!
これは楔そのものというより、アマドが機械人間として改造した部分の限界なのだろうか。

カワキは大筒木の力を使っているようでいて、身体の仕組みとしてはアマド製の改造人間でもある。
そのあたりの違いが、ここで出てきたのかもしれない。

サラダはチャクラ切れ。
カワキはオーバーヒート。

かなり戦力が削られている。

そんなピンチの間に、虫(マムシ)はあっという間に1000体へ。
絶望感がある。


最後のコマで、無言の果心居士の横顔が映る。
このシーンが怖い。

未来が見える果心居士には、いったい何が見えているのだろうか。

このまま最悪の未来へ進んでいるのか。
それとも、まだ何か策が残っているのか。

次巻に向けて、かなり嫌な引きで終わった。

🧑‍🤝‍🧑 キャラ別の感想

各キャラの感想をざっくり語る

サラダ

なぜ序盤で『大日孁(オオヒルメ)』を使った!?
この一言に尽きる。

強力な術なのは分かる。
目から流血するほどの反動があるのも、万華鏡写輪眼らしくて良い。

でも、あのタイミングで使う必要はあったのだろうか。
結果的にチャクラ切れのような形で気絶してしまったので、今回の戦いではもう離脱なのかもしれない。

それとも、ここからもう片方の眼の能力も開眼したりするのだろうか。
サラダはまだまだ伸びしろがありそうなので、次巻でどう扱われるのか気になる。

いのじん

コブ殿を生かそうとするところが、チャラいけど憎めない。
読者としては「もう面倒くさいから放っておけばいいのに」と思ってしまったけど、”いのじん”はちゃんと助けようとしていた。
このあたり、意外と真面目で良いキャラである。

しかも今回は、『心転身の術』や『心伝身の術』など、作戦に必要不可欠な存在だった。
前巻に続いて、かなり活躍している。

それにしても、使っているのは母ちゃんである”山中いの”の能力ばかりである。
父ちゃんであるサイの能力はどうした……?笑

“いのじん”はサイの息子でもあるので、いつか父親側の新能力が描かれることも期待したい。


🔮 おわりに・次巻への期待

テンポの良い『TWO BLUE VORTEX』だが、今回は珍しく次巻へ持ち越しとなった。
前巻で描かれた、果心居士が『十方』で観た映像も、今巻ではまだ描かれなかった。

ヒマワリはどうなるのか。
エイダは無事なのか。
そして、サラダはこのまま戦線離脱なのか。

気になるところはかなり多い。

最後は、虫(マムシ)が1000体まで増えてしまうという、状況だけ見ればかなり絶望的な終わり方だった。
……のだけど。

分裂するほど虫(マムシ)の知能が低下しているせいか、正直そこまでピンチな感じがしない。
いや、1000体もいるなら普通にヤバいはずなんだけどね。

でも、知能が下がりまくっていると思うと、なんか「まあ、なんとかなるのでは?」という気持ちも少しある。
このあたりの緊張感のズレが、ちょっと面白かった。

またのんびりと、次巻の発売を楽しみに待とうと思う。


📚 関連リンク
⬅️ 前巻(7巻)の感想はこちら


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