ただの感想である。考察ではない!ネタバレ込み!!
📝 はじめに
どうも、ファンタジーといえば『ラグナロクオンライン』を思い出す隣の鈴木(@next_suzuki)です。
『葬送のフリーレン 10巻』の感想を書き残す。
📘 この巻について(概要)
物語の概要と、読むきっかけを簡単にまとめる。
📖 あらすじ
エルフのフリーレンと人間のフェルンが、魂の眠る地(オレオール)があるとされるエンデを目指して旅を続ける。
黄金郷のマハトの過去が明かされていく。
💡 読んだ理由
アニメが面白かったからである。
シーズン2まで一気に観てしまった。続きが気になったので漫画を読むことにした。
💭 感想まとめ
シーン単位やキャラごとに感想を語る。
感想・批評はすべて僕自身の主観である。
🌀読後の感想
- 大魔法使いゼーリエが強すぎる
- ここ数巻で出てきた設定がつながっていく感じがして、物語の構成が本当に「うまい!」と思った
📖 各話ごとの感想
各話について語るよ。
以下で引用する章タイトルは『葬送のフリーレン 10巻』(山田鐘人, アベツカサ)から引用。
📘 第88話
マハトがソリテールに、人類について聞く回想。
マハトは強すぎるせいか、どこか退屈しているように見えた。
「共存」を望んでいるのも、人間と争っても自分の相手にならなくて、つまらないからなのかな?
だから、わざわざ争わずに済む方法を探しているのかもしれない。
人間に詳しいソリテールに感情について聞いても、結局は答えが見つからない。
最後に階段へポツンと一人で座っているマハトが、いつまでも答えにたどり着けないことを憂いているように見えて、敵ながらどこか切なかった。
📕 第89話
マハトとシュラハトの回想。
マハトが「戦闘を好まない」というのは、もしかして嘘なのかと思っていたけど、ここは本当にそうみたいだね。
それ以上に驚いたのが、シュラハトが未来で「フリーレンに記録を読まれる」ことまで把握していたこと。
そこまで先を見越している設定なのかと思うと、物語の作り込みが綿密すぎて作者様が恐ろしい。
この時点ではシュラハト自身はもう死んでいるはずだけど、だからこそ自分が死んだ後の未来まで把握しておく必要があったのかな。
てか、「1000年後」という発言も気になる。
作者様、すでに『フリーレン2』の構想まで練っているんじゃないの?!笑
📗 第90話
マハトとグリュックの回想。
9巻を読んでいる時は、デンケンの義父には「お金に目がくらむようなクズじゃないでいてくれ!!」と願っていた。
でも、そんな願いも虚しく、堂々と権力争いをするクズな貴族だった(苦笑)
ただ、息子の意志を自分なりの正義として抱えて動いているので、完全には憎めない。
そして何より、マハトに殺されそうな圧倒的不利な状況でも、平然と交渉を持ちかける強さが印象に残った。
あの強気な姿勢は、何かを失った人間だからこそ持てる強さなのかもしれない。
📙 第91話
マハトとグリュックの回想、その2。
グリュックは、マハトを利用しながらヴァイゼでの立場を強めていく。
でも、ただ利用しているだけではなく、フリーレン並みに魔族の性質を理解しているからこそ、あそこまで対等に交渉できるんだと思う。
マハトが「自分を始末する方法を考えているか?」と聞く場面も印象に残った。
表面上はうまくやっているのに、お互い腹の底では「いつか相手を出し抜くかもしれない」みたいな緊張感がある。
この危うい関係が良い。
そして、ここでデンケンとマハトの師弟関係が始まる。
デンケンの「マハトを殺せるようになるか?」みたいな発言も良かった。
黄金郷のマハト編の終わり方を示しているような伏線にも感じて、かなり好きなセリフだった。
📘 第92話
マハトとグリュックの回想、その3。
9巻で重要だった「支配の石環」について、その裏側が明かされる。
グリュックは最初から、マハトに「支配の石環」が効かないことを分かっていたのか……。
それを知ったうえで、マハトに「どうする?」みたいに吹っ掛けるところも、悪友っぽくて良い。
そもそもマハトが「支配の石環」を付けたこと自体、政治のための茶番だったってことでしょ?!
その事情を知らずに石環で、マハトをどうにか倒そうとしていたレルネンを思い出すと、完全に踊らされていて可哀想すぎる(苦笑)
マハトとグリュックの別れも良かった。
人間と魔族のやりとりなのに、不思議と憎めない。
マハトも「裏切った」という感じではなく、グリュックの寿命では地獄の底まで一緒に行けないと分かって、次へ進もうとしているように見えた。
お互いに利用し合うような危うい関係だったけど、それでも二人で過ごした時間まで否定しているわけではない。
最後に「楽しかった」と振り返りながら別れるところに、マハトとグリュックなりの情みたいなものを感じて、かなり好きなシーンだった。
📕 第93話
マハトVSゼーリエ。
今さらだけど、マハトの刃って黄金だったのか……。
マジでアニメ化してくれないと、漫画だと金なのか判別できない(苦笑)
ゼーリエの戦闘シーンが描かれると思っていなかったので、それだけでも意外だった。
しかも、ゼーリエが強すぎる。
9巻では「こんなの誰が勝てるんだよ」と思っていたマハトが、ゼーリエ相手だと防戦一方。
一生をかけて研究しているくせに元に戻せないのか、みたいにマハトをバカにするゼーリエにも笑ってしまった。
いつも余裕そうなマハトが少し怒っているように見えるのも、ゼーリエの圧倒的な強さを感じる。
途中で急に「不可逆」という日常ではあまり聞かない言葉が出てきて、一瞬脳内が止まった。
でも、「黄金には変えられるけど元には戻せない」という説明を読んで、なるほどと納得。
レルネンたちに一対一を邪魔されて出たゼーリエの「白けた」という発言も、あまりにもゼーリエらしい淡白なセリフで笑ってしまった。
9巻では、フリーレンはマハトを殺せないから生かしているようにも見えた。
でも、今回を見る限り、ゼーリエは普通にマハトを殺そうとしていたっぽいね。
📗 第94話
フリーレンたちが解析を進める一方で、ソリテールも動き始める回。
決戦前の小休憩みたいな話だった。
📙 第95話
ソリテールVSフェルン&シュタルク。
ソリテールの強さが少しずつ分かってくる。
それにしても、空から剣を降らせる魔法って、ソリテールの見た目と全然マッチしていないだろ!!
📘 第96話
マハトとデンケンの師弟対決。
以前は「マハトの魔法は防げない」みたいな、とんでもない設定だった。
でもデンケンはマハトの弟子だから、師匠が魔法を使う瞬間が分かる。
「防げないなら、使う瞬間を見抜けばいい」という攻略法になるのが良い。
ここで、マハトとデンケンが師弟だったという設定が活きるとは!!
10巻の最初では退屈そうだったマハトが、デンケンとの戦いを「楽しい」と感じているのも良かった。
そして「デンケン終わった……」と思ったところで、まさかのゼーリエが使っていた呪い返し!
ここで第93話のゼーリエの戦闘描写がつながるのか……。
しかも、それだけではなく一級魔法使いの「特権」まで活かされる。
ここ数巻で出てきた設定が次々とつながって、攻略法になっていく物語構成のうまさに感動してしまった。
てか、一級魔法使いになったキャラは、今後も「特権で何の魔法をもらったのか?」がちょいちょい重要になってきそうだね。
📕 第97話
デンケンたちが一度全滅する回。
フリーレンを含めて全員が黄金になってしまって驚いた。
完全に「フリーレンたちは全滅した」が脳内再生された。
ここでヒンメルたちとの回想。
諦めかけているフリーレンを、ヒンメルたちが鼓舞する。
このやりとりで、フリーレンの気持ちが変わったんだろうなと思った。
てか、マジでハイターがちゃんと活躍しているシーン、初めて見た気がして笑ってしまった。
そして最後の1コマのフリーレンがカッコよすぎる。
もう完全に「攻略したからね!」みたいな雰囲気が半端ない。
一度は全滅したのに、ここから一気に巻き返していきそうな感じが良かった。
🧑🤝🧑 キャラ別の感想
各キャラの感想をざっくり語る
ゼーリエ
強い。強すぎる……!
今までは仏頂面で退屈そうに嫌味を言っていて、どこか活気のないキャラという印象だった。
でも、もともと武闘派っぽい発言はしていたし、実際に戦っている姿を見ると、とてつもなく活き活きしている。
生粋の戦闘狂みたいな感じが凄い。
それだけ強いのに、自分が100年かけて習得した魔法でも、「特権」という自分で決めたルールに従って他人へ譲る。
そういうところも、強者らしくて良かった。
🔮 おわりに・次巻への期待
今回は、マハトにかなりフォーカスした巻だった。
これから倒す相手について、ほぼ1冊をかけて過去や考え方、強さまで描かれている。
ここまで丁寧に描かれた情報が、次巻の攻略にどう活かされるのか気になる。
おそらく次巻で決着がつくと思うけど、どんな結末になるのかはまったく読めない。
個人的には、弟子であるデンケンが師匠のマハトを倒してほしい。
そして最後には、デンケンが魔法使いになった動機をフリーレンへ伝えてほしい。
📚 関連リンク
⬅️ 前巻(9巻)の感想はこちら
➡️ 次巻(11巻)の感想はこちら



