葬送のフリーレン 11巻 -感想- | 黄金郷編で描かれる師弟と悪友

『葬送のフリーレン』11巻の感想・レビュー記事のアイキャッチ画像 漫画
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ただの感想である。考察ではない!ネタバレ込み!!

📝 はじめに

どうも、ファンタジーといえば『ラグナロクオンライン』を思い出す隣の鈴木(@next_suzuki)です。

『葬送のフリーレン 11巻』の感想を書き残す。


📘 この巻について(概要)

物語の概要と、読むきっかけを簡単にまとめる。

📖 あらすじ

エルフのフリーレンと人間のフェルンが、魂の眠る地(オレオール)があるとされるエンデを目指して旅を続ける。

黄金郷のマハト編の決戦。

💡 読んだ理由

アニメが面白かったからである。
シーズン2まで一気に観てしまった。続きが気になったので漫画を読むことにした。

⬅️ 前巻(10巻)の感想はこちら


💭 感想まとめ

シーン単位やキャラごとに感想を語る。
感想・批評はすべて僕自身の主観である。

🌀読後の感想

  • これまで最強に見えていたフリーレンが、ここまで追い詰められるとは思わなかった
  • マハトは最後まで、どこか憎めない敵だった

📖 各話ごとの感想

各話について語るよ。
以下で引用する章タイトルは『葬送のフリーレン 11巻』(山田鐘人, アベツカサ)から引用。

📘 第98話

フリーレン&デンケン VS 黄金郷のマハト&大魔族のソリテール。

まず、夢の中にデンケンの妻が登場する。
妻の言葉をきっかけに、自分の諦めの悪さやマハトとの過去を思い出していて、この記憶が後の踏ん張りにつながったんだと思う。


フリーレンがどうやって600年前の呪いを解いたんだろう?!と思ったら、解析に100年もかけていたことに驚いた。
しかも、あのお茶会もマハトの魔法に欠点があるのか確かめるためだったとは……。
ただ気持ちを確認しに行っただけじゃなかったのね。

てか、なんだかんだゼーリエが呪い返しを使ったことでマハトに警戒心が生まれて、その結果フリーレンの作戦が通ったわけだから、ここでもゼーリエの行動がつながっている。


マハトが魔王と同じような考えにたどり着いている、という話も少し怖かった。
強くなった魔族が最後に行き着くのが、「魔族と人間の共存」なのかな?
それとも、魔王と同じ考え方をするほど、マハトも魔族としてかなり特殊な存在だったということなのだろうか。

📕 第99話

フリーレン VS ソリテール。

ソリテールにかなり苦戦していて、ここまでボロボロで余裕のないフリーレンは初めて見た気がする。
それでも、ソリテールの「フェルンは殺した」という言葉には惑わされない。
ソリテールの不意打ちに対して、ソリテールの技を真似して逆にぶっ飛ばすフリーレンがカッコよすぎた。

📗 第100話

フリーレン VS ソリテール、デンケン VS マハト。

ソリテールとの会話を経て、フリーレンがソリテールを躊躇せずに倒すことを吹っ切れたように見えるのが良かった。

一方のマハトも、デンケンとの戦いをかなり楽しんでいるように見える。

最後のコマでチラッと「支配の石環」が見えているのも気になった。
師弟として最後まで戦うことも、「支配の石環」の「仕える」に含まれていることを示しているのかな?と少し考えた。

📙 第101話

諦めずにマハトへ食らいつくデンケンがカッコイイ。
妻との夢で自分の諦めの悪さを思い出したからなのか、それとも任せてくれたフリーレンに応えようとしているのか。

そして、普段は冷静なフリーレンがヒンメルの考え方を思い出して「賭け」に出るのも印象的だった。
フリーレンにそこまでさせるソリテール、本当に強いな……。

📘 第102話

デンケンが負けるのか……と思ったら、最後はマハトと相打ち。
師匠から教わったものを使って、その師匠を倒すという決着は良かった。

そして「ソリテールはどうやって倒すんだ?!」と思っていたら、フェルンの超長距離射撃で一瞬だった。
正面から倒すのではなく、相手を欺いて仕留める。
フランメからフリーレンへ、そしてフェルンへと続く魔族との戦い方を考えると、この決着もそれらしいのかもしれない。

📕 第103話

マハトの最期の回。

悪役なのに、最後までどこか憎めなかった。
マハトによって黄金にされていた人たちが、元に戻ったあとにマハトのことを心配しているのも印象に残った。
それだけマハトが、ヴァイゼの人たちにとって単なる恐ろしい魔族ではなく、それなりに街へ貢献していた存在だったんだと思う。


そして、グリュックと再会してからのマハトの最期が良かった。
それまで逃げようとしていたのに、グリュックと話したことで逃げるのをやめて、そのまま死を受け入れる。

グリュックにタバコを吸わせてもらいながら、二人でボーッと話している雰囲気も良い。
どうして、ボーッとタバコを吸いながら話している場面だと、不思議と本音を語っているように見えるのだろうか。
無防備にリラックスして喋っている感じが、嘘偽りなく本音を語っているように思えるからなのかな?

グリュックが「地獄の底まで付き合えなかった」ことを謝るのも印象に残った。
自分はマハトのおかげで色々なものを手に入れたのに、マハトがずっと探していた答えを一緒に見つけてやれなかった。
だからこその謝罪だったのかなと思った。


デンケンが最後までマハトを追ってきたことも、マハトには少し嬉しかったのかもしれない。
弟子の敵として、最後まで「仕える」という役割を全うできたと思えたからなのだろうか。

最後に、マハトが朽ちたあと「支配の石環」だけが残る描写も切なかった。
グリュックの最後の言葉まで含めて、悪友なりの友情みたいなものがあったのかもしれない。
だからこそ、悪役なのに憎めない最期だった。

📗 第104話

マハトを倒した後の後日談の回。

デンケンとフリーレンの会話内容が描かれていないのも、なんだか『葬送のフリーレン』らしくて良かった。

あえて会話を描かず、読者に想像させることで感情を伝える。
こういう描き方が、この作品らしいんだと思う。

とはいえ個人的には、デンケンがフリーレンに魔法使いになった理由を語るところも見てみたかったけどね。


グリュックとフリーレンの別れも良かった。
悪友のマハトを倒したフリーレンに対して、最高の最期を与えてくれたことを感謝している感じが切ない。


そして最後は、デンケンの墓参りで終わる。
そうそう、黄金郷編の始まりはこれだったもんね。

墓参りのシーンを読んで、「デンケンの墓参り」から始まった約3巻にまたがる長い黄金郷編が、やっと終わったんだなと思った。

📙 第105話

調査依頼でゴーレムを発見する回。

この世界にゴーレムがいることにまず驚いた。
でも、レルネンの魔法ってゴーレムなのか……?違うのか……?

そして今回は、フランメがフリーレンに「平和な世界を見ること」を託した話でもあった。

📘 第106話

不思議な事象を調査する回。

空を飛ぶ龍の背中に独自の自然環境が広がっていた、というオチがファンタジーらしくて好き。
今まで凶暴な龍ばかりだったから、こういう穏やかな龍もいるのが良いね。

そして、ヒンメルがフリーレンに語っていた予想が本当になった、という思い出話でもあった。

📕 第107話

女神の石碑を見に行く回。

北部高原が終わって、いよいよ帝国領に入る!と思ったら、まさかの過去編で驚いた。
しかもフェルンとシュタルクがいない。しばらくは過去編ってわけか。

🧑‍🤝‍🧑 キャラ別の感想

各キャラの感想をざっくり語る

マハト

悪役なのに、最後までどこか憎めなかった。

こうやって悪役の過去を掘り下げて、単純に憎めない敵として描くのは、近年の漫画ではよく見る気がする。
他の漫画だと、『鬼滅の刃』なんかは典型的な例だと思う。

マハトも、自分には分からない感情の答えを探すために、ずっと彷徨い続けていた。
その姿がどこか人間の生き様と重なって見えたから、悪役なのに憎めなかったのかもしれない。


🔮 おわりに・次巻への期待

黄金郷のマハト編が終わって、若干の脱力というか、燃え尽きた感じの僕である。

黄金の色彩や戦闘シーンは、漫画だといまいちイメージしづらいところもあったので、2027年10月から放送予定のTVアニメ第3期でどう描かれるのか楽しみにしたい!!

高クオリティなアニメで黄金郷編を観られるのが、今から楽しみである。

とりあえずアニメ第3期の範囲までは読めたので、ここからはノンビリ読みながら、フリーレンたちの冒険を楽しもうと思う。


📚 関連リンク
⬅️ 前巻(10巻)の感想はこちら


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