嫌われる勇気 -感想- 勇気をもらった一冊

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どうも、対人関係に悩んで隣の鈴木(@next_suzuki)です。

「嫌われる勇気」(著者: 岸見 一郎さん, 古賀 史健さん) の感想。

ただの感想である。考察ではない!

読んだ理由

職場の対人関係で悩みがあった。
いつも雑談してくる人が、あるタイミングから雑談をやめてきた。

なぜ嫌われた?
なにを求めてきている?

それを考えれば考える程、
ストレスが溜まった。

そんな時にAmazonで「嫌われる勇気」を発見した。

僕は八方美人だ。
私に必要なのはこれだ!と思い、この本を手に取った。

読み終わって

悩みは解消された。

嫌われてても良い。と割り切れるようになった。

おかげで仕事中のストレスは減った。

その理由を書いていく。

課題の分離

この本を読んで、
人を嫌うのは相手の課題だ。と気づいた。

自分が嫌いな人たちを思い浮かべて、
その理由を例にあてはめたら、合っていた。

嫌うのは、自分の目的や不満を解消するためだ。

私が彼らを嫌う理由は私の課題だ。
彼らにはどうにもできない。
私も彼らを変えることができない。

逆も同じだ。
私を嫌う人が、私が変えることはできない。
それに対して、どう対応するかは相手の課題だ。

怒りとは

怒りとは出し入れ可能な道具

引用:嫌われる勇気

頻繁に怒る人達を思い浮かべて、
そうだな。と納得した。

相手を服従させるための簡単な道具だ。
恐怖で支配する。
しかし、そこに信頼関係は生まれない。

叱ると怒るは違う。

思い返してみれば、
飲み屋で会った成功している人たちは、
怒る事はなかった。
それは怒る事によるデメリットを知っているからだろう。

私も怒らない人間になろう。
自分をコントロールできる人間になろう。

顔色

お前の顔を気にしているのはお前だけ

引用:嫌われる勇気

結婚式なんか良い例だ。
服装のマナーを気にしたり、オシャレして行っても、みんなが観ているのは新郎新婦だ(笑)

重要なのは他人がどう思うかではない。
自分が主観的に今の僕に満足できるか?!

他人を変える事はできない

馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない

引用:嫌われる勇気

去年、後輩を指導して一番痛感した気持ちを
代弁してくれる言葉。

子供を良い塾に連れて行っても、本人にやる気がなければどうしようもない。
馬の耳に念仏。

人の巡り合わせも同じだろう。
水辺に行く機会(「飲み会」「スキー」「合コン」「セミナー」)を他人が与えてくれる。
しかし、本人が行く気がなければ、まったくもって意味がない。

昔の僕は行かない人間だった。
しかし、今年は行くようにしている。
機会をくれる人を大切にしたい。

嫌い

「上司があなたのことを嫌っている。しかも、明らかに理不尽な理由によって嫌っている。だとすればもう、こちらからすり寄る必要などないのです。」
「あの上司がいるから、仕事ができない」と考える。これは完全な原因論です。そうではなく「仕事をしたくないから、嫌な上司をつくりだす」と考える。あるいは「できない自分を認めたくないから、嫌な上司をつくりだす。」こちらは目的論的な発想になります。

「あのとき殴られたから関係が悪くなった」と考えるのは、フロイト的な、原因論的な発想です。
アドラー的な目的論の立場に立てば、因果律の解釈は完全に逆転します。つまり、わたしは「父との関係をよくしたくないために、殴られた記憶を持ち出していた」のです。

引用:嫌われる勇気

本当にこの通りだ。

今までを振り返ると、
仕事をうまく行かない理由を人のせいにしていた。
例えば「彼のせいでグループのコミュニケーションの円滑性が損なわれている。すぐに怒鳴ってきて質問しづいら。だから仕事が遅れてしまう。」
怒るのは相手の課題だが、質問するのは僕の課題だ。

他にも父親とディズニーランドに行こう。という話題がたまに家族ででる。
私はそのたびに「昔、父親にディズニーランドで怒鳴られたから、もう嫌だ。」と言っているが、
これは父親と行きたくないから、単純に過去を使った理由付けだ。

そういう僕が言ってきた数々の言い訳の目的を、自分で解釈することがこの本のおかげで出来た。

勇気

先生は「人は生きているだけで誰かの役に立っているし、生きているだけで自らの価値を実感できる」とおっしゃるのですかね?

引用:嫌われる勇気

この言葉で

誰かに“生きる勇気”を与えるために生きてるのよ。誰かに 勇気をもらいながら

引用:宇宙兄弟24巻

を思い出した。

最近、自信が付いた。
それは周りの人たちが、僕を必要としてくれるからだ。
そうやって、僕は勇気を与えている。それと同時に勇気をもらっている。と実感して生活ができている。

世界は広い

仕事場だけが人生の世界じゃない。と気づいた。
生活している時間が多いだけだ。
でも、移ろうと思えば、他にいくらでも世界は広がっている。
それに気づくことができた。

普通であることの勇気

普通であることの勇気

引用:嫌われる勇気

特別じゃなきゃいけないんですか?絶対に人から認められなければダメですか?私はそうは思っていませんよ。少なくともこの子は…偉大になんてならなくてもいい、人より優れていなくたって…、だって観てくださいよ。こんなにかわいい。だからこの子はもう偉いんです。この世界に生まれて来てくれたんだから。

引用:進撃の巨人 18巻

を思い出した。

自己啓発本を読んでいると、
「出世して、金を稼いで」みたいなのが多いけど、

この本はそういう本ではなく、もっと根本的な部分を認めていて良かった。

おわりに

今後は常に「課題の分離」を考える。

「これは私の課題か?相手の課題か?」を考える癖をつける。

今の自分の課題は…?今、自分が何をしないといけないのか?

そして、自分を嫌う人の事を考えるより、
自分を大切にして好いてくれる人間を、
どうやったら幸せにできるのか?を考えて行きたいと思う。

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