コウノドリ 4巻 -感想- 医療接遇は大変だな

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どうも、独身アラサー男こと隣の鈴木(@next_suzuki)です。

コウノドリ 4巻 の感想。

ただの感想である。考察ではない!

あらすじ

3話収録されている。

収録話

  • 風疹編
  • 救急救命編
  • 夫のDV編

読んだ理由

1巻の発売当初から読み続けているから。

結婚したい。子供がほしい。
将来、なにか役に立てばいいな。

感想

正直、妊婦ネタなんか少ないだろうから、1,2巻で終わるだろう。

とか思っていたけど、もう4巻になっちゃったね!!
毎回、読むたびに妊娠とはいろいろあるんだな。と切実に考えさせられる。
僕の考えは完全に間違っていた。

話もリアル感があって好き。

救急救命編

旦那側の母親の毒セリフ「いっそ二人共一緒に…」なんかとてもリアルなセリフで良い。
まあ、ある意味では息子が苦労しないよう。にと願う親心だとは思うけどね。

世の中には、こういう風に思って口に出せる人が本当にいるから怖い。

もし、自分の母親もこんなこと言ったらどうしよう?!とか考えるとゾッとしちゃう。

こんな風に奥さんが責められた時、
自分が選んだ奥さんを守れるように人間ならないといけないな。

夫のDV編

私はどちらかと言えばDVの加害者タイプだな。と自覚しているので、やはり暴力は良くないよな、こういう風にならないようにしないとな。と読みながら思いました。

「母子シェルター」という言葉が登場した。
初めて知った内容でした。

いったい世の中のどれくらいの人がこういうものがあると知っているんだろう?
と読みながら考えていた。

妊婦になったらこういうのは受講で教えられるのかな?
私は結婚していない、子供もいないから、わからない…。

もし、私が被害者側だったら、どう対応すれば正しいのか?わからなくて抱え込んじゃう気がします。

世の中ってそういう人が多いと思う。
だから、こういう内容こそ、もっと広めて教えるべきなんじゃないかなー。

そうすればもっと多くの人が行動して、DVの問題から回避できるんじゃないかなー。

コウノドリを読んでいると、色んなこと考えさせられる。

風疹編

風疹で、こんな被害があるなんて知らなかった。 って感想くらいしか言えない。

去年くらいに親に受けといたら?と勧められたんですけど、

どうせかかっても死なないだろうし、
周りに移って誰か死ぬの?
死なないからみんな受けてないんでしょ?

とか軽く思っていました。

でも、この漫画を読んで、私の風疹に関する知識が全然浅はかで、まったく何もわかっていない!ことを自覚した。

この漫画を読み終わった後すぐに、母親に風疹にかかったか?予防接種を受けたか?と聞いてしまいました。
私はかかったことはあるらしいのですが、小さい頃らしいので、これを良い機会に予防接種を受けてこようと思う。

おわりに

人の心を動かすだけのメッセージ性がある漫画だな。と毎巻読むたびに思います。

決して、愉快で面白いという内容ではないですが、読むたびにいろいろ考えさせられるので、今、私が一番おすすめする漫画です。

2回目

2023.08.16に読んだ感想。

読み直した理由

結婚してお嫁さんが妊娠したら読み直そう。と決めていた。

やっと妊娠して今年に産まれる予定なので読み直してみることにした。
漫画「コウノドリ」は、妊婦の色々なシーンが描かれている。

正直、妻が妊娠中に読むのは怖い。
あぁ自分もうこうなったらどうしよう。と不安になるからだ。
不安になったけど、何も起きなかったら起きなかったで、なにか起きた人たちに対してなんか不謹慎な気持ちになってしまう…。
そういう不謹慎な感情を抱く事じたいが、そもそも不謹慎な気もする…。

しかし、コウノドリのファンとして、今読まずしていつ読むのだ?!と思う。
妻が大変なときこそ、この漫画を読んで妻を支えるのが夫の役目なのでは?!
そんな気持ちで読むのは怖いけど、読むことを決めた。

救急救命編

泣けるお話し。昔、読んだ時は僕は未婚だったが、現在は結婚している。
よって、前回よりも物語に共感しやすかった。
もし、妻が…とか、考えてはいけないことを考えてしまった。
もし、同じ境遇になったら、いったい僕はどんな判断を下すのだろう?!
それはきっと当事者になって、その時が来るまでわからないんだと思う。わかる必要もないと思う。
安易は妄想や想像で判断することや、わかったつもりになるのは、本当にこの漫画の内容になった人たちに大変失礼なことだと僕は思うから…。

鴻鳥先生の子供を助けたい。っていう産科医として焦る気持ちを、加瀬先生が「医者」という大きなくくりがまとめているのがよかったね。

漫画「コウノドリ」名物の毒親が出てきたね。
今回の毒親も凄いよく描かれている。改めて読み返すと、どうやってこんな上手に毒親ネタを作者様は探し出していたのだろうか…?!

20歳になり成人してから、10年以上の年齢を重ねたけど、年齢を重ねれば重ねるほど、
男親の母親というのは、息子が何歳になっても可愛いもので、自分にとってはNo.1に大切なんだな。と感じることがある。
大人になり、いろいろな家庭を観てきて、本当にそう思う。
不思議なんだよな。子供が20歳を超えて家庭も持って、自立しているはずなのに…。
でも、母親は常に息子のことを最優先に考えている。
これが良く言えば愛なのか、子離れできていないだけなのか、僕にはよくわからない…。

今回の毒親のセリフは、そんな息子が何歳になっても最優先である母親の特徴をとてもよく上手に描いていたと思う。
あまりにもよく描けているから、どうせこの妊婦の女性は生きていても、この毒親に苦労させられるだけで悪いことがおきるから、死んだ方が良かった。とか、ちょっと不謹慎なことを思ってしまった…。

妊婦のお腹に、子供の足模様がでてきてびっくりした。こんなの本当にあるのw?!

亡くなる子供の母親。
縫合する鴻鳥先生と四宮先生のやりとりが、さらに泣けるね…。
四宮先生が毒舌キャラだったけど、ここらへんから人間味がでてきてるよね。

夫の人が、義理の両親への謝罪も切ない。
いやあ…、この夫のキャラがすごいな。と思った。
もし、僕が逆の立場だったら、この状況で義両親への気遣い?みたいな言葉は言えないと思う。
例え本心でそう思ったとしても、今そんなことを言える余裕はない。

加瀬先生が患者を助けられなかったことを 悔しい。 と表現していた。
命を扱う仕事だからこそ、この悔しさもはかりしれないものなのだろう。

夫のDV編

子供の父親候補が3人もいる妊婦への接客(医療接遇というらしい?)する先生。
なんか医者に同情してしまった。
いくら仕事とはいえ、こんなふしだらな人間の子供を産むことを指導?していくのかと考えると、同情してしまった…。
てか、こんな親が誰かわからない。とかいう会話を聞いていたら、精神的に疑心暗鬼とかになるよな。。。
そりゃあ産科医になりたい先生が増えないわけだよ…(苦笑)。

今更だが受精した瞬間が2週目になる。と知った。
受精したタイミングだと勘違いしてたわ…。

変な患者かと思ったら、今度は夫のDVを受けている患者である。
うわあ…。こんな患者まで相手するのか、、、と本当に医者の大変さを察した…。
産科だと、DVで妊娠もあるからね、たしかに確率は少ないけど、何十年も産科医を続けていたら1,2件はありそう…。

例えどんな理由があっても暴力を振るってはダメ。みたいな発言があったけど、本当に自分に改めて言い聞かせました。

暴力で相手を制圧するのはよくないことだけど、どうしても力関係で男はそういうのに頼りがちだし、行使しちゃいがちだからね。
自分もいつ何がきっかけでこのDV夫のようになるかもわからないので、明日は我が身。と改めて気を引き締めようと思う。

妊娠中にDVが起こりやす。とあるけど、まあそういう人もいるんだろうな。
生活リズムの変化に追いつけない人なんだろうな。世の中、いろいろな人がいるんだから、そういう人もいるよね。

この嫁さんが夫さんの精神に対して協力して改善していこう。と歩み寄ったように、気持ちを伝えるのが大切だよね…。
アサーションというらしいけど、これを頑張ろうと何度も取り組んでるけど、意外とこれが難しいんだけどね。
この物語では嫁さんがアサーションしたけど、旦那は突っぱねたので不成立だったけどね…。

こういうDVされている女性は、まだまだいるんだろうな…。

物語で説明されていたように、
夫が妻をいじめて、妻が子供をいじめてしまう。結果、ニュースに乗るような事件が発生してしまう…。
いまだに虐待のニュースが放送されているからね。
もっと母子シェルターみたいなのが世に広まって、痛みを伴わない人が減ってほしいな。

医院長のアフターピルのネタに笑ってしまった。
ちゃんと差し入れを産科に届けているところがゲスである。
この医院長は本当に物語を描く上で欠かせないゲス人間であるw

風疹編

ワクチンを打っていない人が世の中にはたくさんいる。

四宮先生が詳しくて草。
完全にナレーションキャラとして描かれているね。
この物語は、コウノドリの物語の中でも、社会へのメッセージ性が強い物語だよね。

この物語を読んでから10年以上経っているけど、おそらく風疹は全然減っているような気がしない。
でも、調べてみたら減っているぽい?!?!

たしかに病院や職場で風疹キャンペーンみたいなので助成金とかあったりしたもんなあ。
ただ、調べた限りだと2021年とかで減っているから、これがコロナおかげな気もする…。
医療関係者じゃない僕には、改善してきた努力のおかげなのか、コロナなどで人との接触が減ったせいなのか、減っている原因がわかりません(苦笑)
何はともあれ苦しんでいる人が減っているのは良いことだね。

ハルカちゃんが、ベイビーのチケット代のほうが高い。とか言って、ベイビーのことをディスっていることに笑ってしまった(笑)

てか、改めて読んだけど、妊娠初期で80%なことに驚きである…。

僕はこの漫画に影響されて自費で風疹の注射を打ちました。

結婚して、嫁に風疹について聞かれたので「打ってるぜ!証明書もあるよ!」と意気揚々と答えたのですが、
次に嫁から衝撃の返答がありました…。

嫁「私は風疹免疫がないらしい。」

(゚д゚)…?????????….!?!?!??!
どうやら嫁は風疹の予防接種をしていなかったらしい…。

この嫁の言葉を聞いた時に、自分は何のために最終巻までコウノドリを読み続けていたんだろう…?!
と自省の念に駆られました…。

うん、自分のことだけやって満足していた…。
そうだよ、僕だけ大丈夫でも、肝心の嫁が大丈夫じゃないと意味ないじゃないか…。
僕は何をやっているんだ?!?!と超ショックだった。

てか、改めて風疹の物語を読んで、あのショックがふつふつと蘇ってショックを受けています。
もし、これから夫婦で妊娠を考えている人がいたら、風疹の対策はしておきましょう!!
物語にもあったように、妊娠希望の配偶者も無料で市によっては予防接種が受けれるぽいので。。

僕のようなマヌケな結果にならない人が増えることを願います。

ベイビーがハルカちゃんと演奏するけど、この演出ってこの物語くらいしかなかったはず?!
てか、初期のほうがベイビーのネタが多い気がした。

僕個人としては、ベイビーネタの良い話ベスト3に入るくらい良い話だと思ってます。

おわりに

4巻は産科医の接客(医療接遇?)の大変さがわかった。
自分があまり色々な人と関わらない仕事だからこそ、医者の色々な事情を抱えた人たちと向き合う内容が、とてもとても大変に思えた。
今度、産科医さんと話す時は、この苦労を思い出して、威圧的ではなく優しく接したいと思います。

あぁ…風疹を嫁に打たせ忘れたことは本当にショックだ…。
コロナが収まり?世の中の動きが活発になってきたので、これに乗じて風疹の患者が増えないことを願います!

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