コウノドリ 27巻 -感想- 生命の緊迫感が復活!!独身アラサー男、思い悩む

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どうも、独身アラサー男こと隣の鈴木(@next_suzuki)です。

コウノドリ 27巻 の感想。

ただの感想である。考察ではない!

あらすじ

1話収録されている。

収録話

  • 医療安全管理

読んだ理由

1巻発売当初から読み続けているから。

緊張感

久しぶりにコウノドリらしい、
緊張感がある内容だった。

26巻がゆるい内容だったためか、
社会的な内容だったためか、
とても緊張感があった。

医療安全管理

初登場の 医療安全管理者 磯野さん。
ざっくり説明するとクレーム処理担当。
普通に病院を利用していたら、関わらない人だ。
だから、そういう存在がいる事に気づいてなかったけど、
冷静に考えたら、病院に医療安全管理者の役職は必要だよね…。
業務内容を想像しただけでも、辛そう…。
病院のクレームは、生命が関わるため、とても複雑なイメージ。
僕なら絶対にできない…。例え、高収入でもやりたくない(汗

勘違い

冒頭の流れだと、ゴロー先生が失敗する。と思っていた(苦笑
まさかの鴻鳥でビックリだよ。
最近は当事者になることが少なかった印象。
過去の生い立ちも、全て語られてミステリー部分も無くなり、
主役としてのシーンが減っていた印象。
正直、主人公が誰か忘れかけてたよ!(笑)

火葬場

火葬場のシーンが描かれるは、初めてな気がする。
火葬の前後はあったけどね。
改めて考えてみれば、
どうして今まで描かなかったのだろう?!
みたいなシーンだった。

火葬場に立ち会った人なら、
誰もが泣きたくなるようなシーンだ。

のちに夫の自虐的なセリフで、
この火葬場シーンの重さがわかる。

例え漫画でも、
とても嫌で悲しい気持ちになった。

残された夫

やつれた顔の旦那。
突然、妻と産まれてくるはずの子供を失い、
現実を受け入れられずにいる。

僕だって、もし同じような立場になったら、
このような精神状態になるかもしれない。

原因不明

人間は生きるためには「理由」が必要だ。

何かの物事に区切りをつけるとき、
何かを失ったときには、
とくにね。

納得しなければ、前に進めないことが多い。

例えば、
僕は何度も女性にフラれたことがある。

フラれる時のセリフで、
「あなたは悪くない、とても親切にしてもらって感謝しています。」よりも、
「あなたの顔が好みじゃない」と言ってくれたほうが、
納得できて、次に進める事ができた。

僕を原因にしてくれなかった人のセリフは、
納得できず、次の恋に切り替えるまでに時間がかかった。
「俺は悪くない?じゃあ、何が原因だったの?」と、自分に質問繰り返す日々だった。

僕を原因にしてくれた人のセリフは、
顔は生まれつきだからしょうがないよね、僕にも好みがあるし、それはしょうがないよな。
とアッサリと次に切り替えられた。

話しは、だいぶ離れたが、

「原因不明」

これほど受け入れがたい事はないと思う。
その事象や失ったもの が大きければ大きいほど。

読みながら、
今年の4月に発生した
「東池袋自動車暴走死傷事故」を思い出した。

僕の中では、あの事故も「原因不明」のようなものだと思っている。
少なくとも、現状で世論を納得させる原因は述べられていないと思っている。

あのニュースが流れていた当時、
被害者の年齢が、僕と近いこともあって、
とても腹立たしく、悔しい気持ちになった。

第三者の僕でさえ、この気持ちなのだから、
当事者の旦那さんの心情は、とうてい僕には想像できない精神状態だろう。

旦那さんの記者会見は、今でも記憶に残っている。

そういうニュースもあったせいか、
残された旦那さんの描写は、
男の僕には、とても考えさせられる内容だった。

もし、自分が結婚したら、
もしかしたら、起こりえるのだ。
そんな今まで考えなかった事を考えさせられた。

医療目線

人間の身体は、未知な部分がまだまだ多い。
「原因不明」なことはたくさんある。

それは誰でもわかっている事だと思う。

だけど、精神的に弱っているとき、
人は冷静さを忘れてしまう。
今回の旦那さんのように。

それでも医者は、
患者のために、
落としどころをみつけて、
説明しなければいけない。

そのような人たちに対応しなければいけない医者は、
想像以上に大変な仕事だな。と、
改めて考えさせられた。

おわりに

もうネタ切れでしょ!

と26巻の時に思っていた(笑)

しかし、
27巻でコウノドリらしさを取り戻した!

医療起訴の内容を扱ったのは、
作者が作品を積極的に良くしていこうとしている印象を受けた。

コウノドリを読んでいて、
久しぶりにこの感情が芽生えた。

「早く、続きを読みたい!」

続きは9月。楽しみだ!

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