生物はなぜ死ぬのか -感想- ハダカデバネズミが面白い

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どうも、生き物が好きな隣の鈴木(@next_suzuki)です。

「生物はなぜ死ぬのか」(著者: 小林武彦さん) の感想。

ただの感想である。考察ではない!

概要

本の概要など。

あらすじ

タイトルの通り、生物がなぜ死ぬのかを大学の教授さんが解説しています。

読んだ理由

嫁が観ていたテレビ番組(タイトルは忘れた)に、著者が登場していた。
番組の内容が気になり、この本を読む気になって、すぐさま電子書籍を購入した。

僕は仕事がIT系だけど、生き物は好きである。

完読までの時間

5時間20分かかった。
(Studyplusで計測した)

感想

好き勝手に感想を書く。

読み終わって感じたこと

途中までは面白かった。
動物や昆虫の紹介はとても興味深くて面白かった。

あの昆虫はこんな特徴あったのか!
こんな動物が世の中には存在するのか!
などなど、たくさんの驚きがあり、
あぁいつか本物を観てみたな!と少年時代のように夢を描いてしまった。

しかし、後半から細胞の話しになるのだが、
丁寧に書かれてはいるのだが、僕のIQでは1回読んだだけでは理解できる内容ではなかった…。
理系で生物を学んだ人なら、きっと大丈夫だとは思う…。
なんとなく…わかったかも…?くらいのレベルだった。
そんなわけで後半はやや難しめで、そのせいもあってか本を読む手が止まってしまった。
結局、1ヶ月以上も放置してしまった(苦笑

だけど、最後にAIと絡めた話は、ChatGPTとか登場して盛り上がっている現代においては、
人間とAIの違いを考えさせられる内容だった。

宇宙人と巡り合う確率

すぐに生物の話になるかと思ったら、宇宙人と出会える確率をかなり論理的に説明しはじめたので、意外と展開に笑ってしまった。
丁寧に説明されると、今の人間みたいな状態になるまで、とてつもない時間がかかっていて、それと同じような星を同じようなタイミングで見つけるのって、本当に途方もない確率なことがわかった。
これだとドラえもんの世界みたいにタイムマシンとか発明しないと、本当に宇宙人とは巡り会えないね…。

人間のなりたち

小さい頃は教育番組とかで、地球の成り立ちとかを観たけど、
大人になってから大学教授が書くような文章で読んだことはなかった。

本を読んでわかったけど、本当にいろいろな偶然が重なって人間が生まれたことがわかった。
そして今の自分はその長い歴史の中のほんの一瞬の生物に過ぎないこともね。

小学生の時にテレビをみても、トンチンカンで、なんにも感じなかったけど、
30年以上、自分なりに必死に生きてきたからこそ、この長い歴史の進化がとても凄いことに感じられた。

25メートルプールにバラバラに分解した腕時計の部品を沈め、ぐるぐるかき混ぜていたら自然に腕時計が完成し、しかも動き出す確率に等しい

引用:生物はなぜ死ぬのか

本書に書いてあった例えで、本を読み終わるまでは、なんだこの意味がわからない実現不可能な例えは?!と思った。
でも、読み終わって振り返ってみると、本当にこの内容みたいなキセキのお陰で今の自分が誕生しているだな。と思った。

ハダカデバネズミ

いろいろ登場した生き物の中でも群を抜いて興味が湧いたのがハダカデバネズミだった。
ネズミなのに、寿命が普通のネズミより何倍も長い。
しかも、哺乳類なのに蟻や蜂などの昆虫みたいに真社会性なのも、とても面白い生き物に思えた。
どんな動物なのか調べたら、すごい禿げた生き物でプードルのネズミ版みたいな感じで気持ち悪かった(苦笑)

なぜ死ぬのか

死ぬ理由を考えたことは

おわりに

ハダカデバネズミがとても気になる本だった。
生物系の本を読んだのは初めてだったけど、動物は好きなのでとても楽しんで読めた。
後半みたいに遺伝子的なものは苦手だけど、動物紹介みたいな本が好きだと気づけた。
また癒やしと雑学を求めて、今回のような生物本を読んでみたいと思う。

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