📖 はじめに
「社会は、静かにあなたを「呪う」: 思考と感情を侵食する“見えない力”の正体」(著者: 鈴木祐さん) の感想。
ただの感想である。考察ではない!ネタバレ込み!!
📘 この本について(概要)
本の概要と、読んだ理由を簡単にまとめておく。
📝 あらすじ
「人生」や「社会」をどう捉えるか──著者の考え方が、科学的な研究やデータを交えながら淡々と語られる一冊。
⏱️ 読了までにかかった時間
- 9時間33分
今回は、かなり読むペースが悪かった。
読み始めた途中で確定申告の時期に突入してしまい、読書どころではなくなった。
その結果、1か月くらい間が空いてしまった。
どうもパレオさんの本は、途中で読むのが止まりやすい。
以前読んだ本もそうだった気がする。
単純に、僕には内容が難しいからなのかな……。
❓ なぜこの本を読んだのか?
きっかけは、YouTubeで著者の鈴木祐さんがこの本について語っている動画を見たことである。
きっかけは、YouTubeで著者の鈴木祐さんがこの本について語っていた動画を見たことである。
僕はYouTubeチャンネル「ReHacQ−リハック−」が好きで、よく観ている。
ある日、タイトルに「呪い」と入った動画がアップロードされていて、「なんか胡散臭いな……」と思った。
ただ、石丸伸二さんが対談していたので、興味本位で少し聴いてみることにした。
「この胡散臭そうな本を書いた男性は誰なんだろう……?」
サムネイルを見ても、初めて見る顔に思えた。
またReHacQが、ちょっとヤバそうな企画というか、強めのキャッチコピーを使っているな……くらいに思いながら、イヤホンでラジオ感覚に聞き流していた。
すると途中で、衝撃の事実を知る。
この人、「パレオさん」なの!?
僕はメンタリストDaiGoさんのDラボに加入している。
DaiGoさんは動画の中で、かなりの頻度で「パレオさん」と名前を出す。
論文などの情報を提供している人として紹介されることが多く、Dラボには「パレオチャンネル」もある。
だから、名前自体は以前から何度も聞いていた。
しかも、よく考えたら僕は以前、パレオさんが書いた『YOUR TIME ユア・タイム』も読んでいる。
おそらくDaiGoさんの動画などで、実際に顔も何度か見たことがあるのかもしれない。
それなのに、まったく気づかなかった。
「呪い」とか言っていて胡散臭そうだな……。
またReHacQが、なんかヤバそうなキャッチコピーを使っているな……。
そんなことを思いながら見ていた相手が、実は以前から名前を何度も聞いていて、本まで読んだことのあるパレオさんだった。
我ながら、気づかなさすぎである。
そのままReHacQの動画を一通り聴いてみると、この本では遺伝についても触れられているらしい。
そこに興味が湧き、読んでみることにした。
💭 感想まとめ
アラフォーのおじさんが好き勝手に感想を述べる。
先に言っておくと、この本は僕にはかなり難しかった。
内容を完全に理解できている自信はないので、著者が本当に伝えたかったこととは、見当違いな感想を書いているかもしれない。
🌀読後の感想
読んでいて何度か、「あれ、この話どこかで聞いたことがあるな……」という既視感があった。
たとえば、
- 感情に色をつけたり、キャラクター化して捉える話
- アイデアを出したいなら、部屋は多少散らかっている方がよいという話
などである。
メンタリストDaiGoさんのDラボで似た話を聞いた記憶がある。
まあ、パレオさんはDaiGoさんに論文などの情報を提供している人なので、内容が重なるのは当たり前なのかもしれない。
一方で、遺伝の話は難しかった。正直、いまいち理解できなかった。
とりあえず僕が理解した範囲では、「遺伝だからこうなる」と単純に決めつけられるものではない、ということだった。
✅ 良かった点
面白かったのは、統計や研究結果の裏側を知れたことである。
テレビやニュース、ネット記事では、
「○%の人がこう答えた」
「研究によると○○である」
のように、数字や結論だけが流れてくることが多い。
でも、その数字がどうやって出されたのか、どのように統計されたのかまで見ることが大切なのだと感じた。
表に出ている言葉や数字だけではなく、その裏側を知ることも重要なんだなと思った。
❤️ 気になった点
数字が出てくるところは、少し読むのが大変だった。
文章だけで割合や数字を説明されると、途中から頭の中で整理できなくなってくる。
もう少しグラフや図などで可視化されていると、知能が低い僕には優しかったかもしれない。
💡 学び・気づき
本を読んでいて理解できないところや疑問に思ったところを、ChatGPTで深掘りすることが何度かあった。
すると、「ああ、こういう視点で語っているから、この文章になるのか」と理解できた部分もあった。
もちろん、ChatGPTの回答も100%正しいとは限らない。
それでも、本に書いてあることをそのまま盲信・鵜呑みにするのではなく、一度自分で考えてみることは大切だなと改めて思った。
そういう意味では、以前読んだ『自分の頭で考える日本の論点』が少しは活かせているのかな、と少し自信がついた。
もう一つ、この本を読んでいて思ったことがある。
以前読んだ養老孟司さんの本にも、今回の本と似たような話が書かれていた。
今回の本は論文や研究データをもとに説明しているが、養老孟司さんはそうした形に頼らず、似たような考えにたどり着いている。
それを考えると、養老孟司さんってやっぱりすごい人なんだな、と改めて感じた。
📖 各話ごとの感想
各章の感想を書いていく。
以下で引用する章タイトルは『社会は、静かにあなたを「呪う」: 思考と感情を侵食する“見えない力”の正体』(鈴木祐 著)から引用。
感想・批評は僕自身のものである。
📘 第1章 あなたの未来には、なんの希望もない
本の中に、GDPについて「外国からの労働者は含まれない」という趣旨の説明があり、僕は最初、
「それ本当なの?!」と思った。
近年、日本でも外国人労働者はかなり増えている。
日本に住んで、日本で働いて、税金も納めている外国人までGDPに含まれないのだとしたら、なんだか変な気がした。
気になったので、ChatGPTで深掘りしてみた。
もちろん、ChatGPTで調べた内容なので、どこまで正しいかは分からない。
まず「その国に住んでいる外国人はGDPに含まれないのか?」と聞いてみると、住んでいる人も含まれるという。「じゃあ、本に書いてあることと違うじゃん。どういうことだ?」と思い、さらに調べてみた。
そこでポイントになったのが、本に登場するルクセンブルクだった。
ルクセンブルクには、フランス・ベルギー・ドイツなどから、国境を越えて毎日働きに来る人が多いらしい。
つまり、ルクセンブルクで働いてはいるけれど、ルクセンブルクに住んでいるわけではない。
仕事が終われば、自分の国へ帰る。
ここまで分かって、ようやく本の説明に納得できた。
この感覚、日本で例えるなら東京に少し近いのかな、と勝手に思った。
東京には多くの企業があり、神奈川・千葉・埼玉などから毎日たくさんの人が働きに来る。
そして仕事が終われば、それぞれの県へ帰っていく。
もちろん国と都道府県なので仕組みはまったく同じではないけれど、「別の場所に住みながら、境界を越えて働きに行く」という感覚は少し似ている気がした。
最近、東京都に集まる税収の一部を地方へ振り分ける案が話題になっていたこともあり、それを思い出した。
今回、最初に本の説明が理解できなかった理由を考えてみると、単純な知識不足もある。
ただ、それだけではなく、日本が島国であることも関係しているのかもしれない。
僕には「国境を越えて、隣の国へ毎日仕事に行く」という感覚がほとんどない。
だから、「ルクセンブルクには、他国から仕事だけをしに来る人がたくさんいる」という前提そのものを想像できなかった。
本を読んで「それ本当なの?」と思ったところから、ここまで深掘りできた。
改めて、本を読んで疑問に思ったことを自分で調べてみるのは大切だなと思った。
📘 第5章 人生は生まれで決まり、努力には意味がない
この章では、ReHacQの動画でも語られていた「遺伝率」について触れられている。
たぶん、この本を手に取った一番の理由がここだった。
ただ、実際に読んでみると、僕にはかなり難しかった。
正直、完全には理解できていない。
僕なりに受け取った結論としては、「遺伝の影響はゼロではない。でも、遺伝だけですべてが決まるわけでもないという感じだった。
それを知って、僕の中には2つの感情が芽生えた。
1つ目は、「自分のバカさを他責、つまり両親のせいにできないのか……」という失望・絶望。
そして2つ目は、「じゃあ、自分のバカさが息子にそのまま遺伝するとは限らないのか」という希望である。
同じ話を読んで、絶望と希望が同時に出てくるのは我ながら面白い。
どちらかといえば、性格や考え方などは、遺伝だけではなく、その後のライフイベントや環境の影響も大きいのかなと思った。
実際、周りの人を見ていても、結婚や仕事、子育てなどをきっかけに性格や考え方がかなり変わることがある。
そう考えると、なんとなく納得できる感覚はあった。
📝 まとめ
難しかった……。
本書では、読んでいて不快感や違和感を覚えることも、ある意味では著者の狙いらしい。
そう考えると、内容が難しくて何度も「よく分からないな……」と思った僕も、著者の意図通りに読めた読者の1人なのかもしれない。
今後、自分の行動や考え方に不安や迷いが出たときは、感情だけで判断するのではなく、この本を読み返して科学的な根拠を確認したい。
少しでも冷静に考えるための材料として、また手に取りたい一冊だった。


