どうも、落合博満さんのファンな隣の鈴木(@next_suzuki)です。
「コーチング―言葉と信念の魔術」(著者: 落合博満さん) の感想。
ただの感想である。考察ではない!
概要
本の概要など。
あらすじ
落合博満さんが書いたビジネス書。
読んだ理由
最近、仕事で役職が変わった。
30代の僕はただの平社員から管理職に変わった。
しかし、僕は管理職のノウハウがなかった。
いったい僕はどうすれば良いのだろうか?!
どうすれば部下たちの指針となれる上司になれるだろうか?と考えた。
その時、ふと落合博満さんの「采配」の存在を思い出した。
僕は采配を読み直した。だが、采配は管理職の更に上である経営者に近いような気がした。
落合博満さんが書いた本で他になかったかな?!と考えたら、
もう4,5年前に買って、10ページくらい読んで挫折した本書「コーチング」の存在を思いだした。
当時は10人くらいの会社に勤めていて、部下なんか永遠に無縁だと思っていた。
そんなためか読んでいても、わくわくしなかったので読むのを辞めてしまった気がした…。
しかし、年齢を重ねて、職場も変わり、立場も変わった。
本棚に眠っていた本が役に立つときがきたのだ。
僕に必要なノウハウが詰まっていることを期待して、僕はこの本を手に取った。
感想
好き勝手に感想を書く。
読み終わって感じたこと
「采配」よりは僕の心に刺さったりはしなかったけど、
今の僕に必要なことは書かれていて満足だった。
るような気がした。
読みやすい
少し本の内容から脱線するが、この本は今の僕にとって読みやすかった。
歳を重ねるごとに自分の自由時間が減っていく。
この本の言葉を借りれば、僕は時間の作り方が下手なのだろう。
そんな時間がない僕にとって、
この1章が2,3ページしかないので、通勤中の僅かな時間とかに読みやすかった。
例えば通勤時間に10分ほど電車に乗るのだが、そういうときには抜群に読みやすかった。
新たな生活スタイルを
過去と上司と重ねて
指導者としてのNGが書かれていた。
いろいろな例がのっていた。
僕はサラリーマンになってから10年以上経った。
約10年の間に色々な上司にあった。
そんな色々な上司たちの中に、
この本に書いてあるようなNGな例の上司がいた。
どれも僕が嫌いだった上司だった。
そんな過去に嫌だった上司を思い出しながら、
彼らを反面教師にして、自分の部下に同じようなことを行わないようにしよう。
いやいや、待てよ、すでに行っていないよな?自分の行動は大丈夫かな?
と考え直すことができた。
冷静さ
落合博満さんは、指導者の信念は冷静な印象がある。
本書もそんな部分が強かった。
感情論、精神論という感じではなく、理屈を通している部分が多いように感じられた。
最近、YouTubeで落合博満さんについてのまとめ動画とかをみるけど、
鉄拳制裁などを廃止しようとした。などが紹介されていた。
管理職の能力で大事なのは、
IQではなくEQだ。という記事を読んだことがある。
EQとは、感情のコントロールのことだ。
怒るようなことがあっても、一方的に感情を伝えるのではなく、
感情を抑制しながら、相手に自分の気持ちを伝えることである。
EQが低いとは、カッとなって殴ってしまった。とかである。
鉄拳制裁などは、その典型例なのではないかと思う。
(もしかしたら、まれに組織の統率のために、洗脳?優位?を意図して表現するために、暴力を振る人間もいるからもしれないけど)。
今はすぐにパワハラなど、○○ハラとつく時代だ。
若者も人情や情熱よりも、効率性を求める冷静さを持ち合わせているのが多い。
だからこそ、落合博満さんのような冷静な信念は、
現代に刺さ確立することができた。それが今回の気づきの一つだった。
自分に向けて
部下への接し方も良かったけど、
それよりも、まだまだ自分は自分自信に対して改善の余地が多々あるんだな。と、
この本を読んで改めて考えさせられた。
この本に書いてあることが、できないことがたくさんある。
もっともっと努力しなければ、というやる気を起こさせてくれた。
この本に書いてあることを参考に、
自分なりに考えて部下と接していけたらと思う。
それができたら、
采配のような社長的な視点で更に物事を捉えられる人間になりたいと思う。
おわりに
今の自分には必要な本だった。
読んだ価値のある本だった。
きっと今だからこそ活かせたのだと思う。
でも、1回読んだだけではわからない部分はまだまだあった。
きっと上辺でしかわかっていないと思う。
「采配」は3回読んでいる。読むたびに学びがある。
この「コーチング」も、きっと読むたびに学びがあると思う。
だから、また少し経ったら改めて読み直したいと思う。
自分自身のより良い人生を気づくために。
そして、こんな僕の部下になってくれた、部下たちを少しでも良いから、
社会や他人に対して、優しく役に立つ人間に育ってもらえるようにするために。
この気持ちは僕の自己満なのかしれない。でも、僕に協力してくれる部下たちのために、僕は努力し続けたい。