ちはやふる 37巻 -感想- 原田先生だからこそ引き出せた太一の本音

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どうも、オッサンなのに少女漫画を読む隣の鈴木(@next_suzuki)です。

ちはやふる 37巻 の感想。

ただの感想である。考察ではない!超ネタバレ込み!!

概要

物語の概要など。

あらすじ

高校3年生な千早ちゃん。高校生活最後の名人・クイーン戦予選の結果が決まる。

読んだ理由

「ちはやふる」を初めて知ったのは2012年に放送されたアニメだった。
少女漫画とは思えないスポ根青春マンガに心を動かされて、漫画も読み始めた。
そこから10年以上の時が立ち、2022年2月に48巻が発売された。
残すは1冊。2022年には完結されるぽい…?!
完結を記念して、最後の1冊を存分に楽しむために1巻から読み直すことにした。

※49巻で完結かと想いきや、完結は2022年12月13日発売予定の50巻となっております。

この記事の注意点

この記事の感想は49巻までも含めて書いています。
よって、49巻の物語までを含めたネタバレを書いたりします。
もし、1巻から順番にネタバレなしで読みたい人がいたら、この記事はオススメしません。
ネタバレが嫌いな人はこの記事から離脱をしてください。

感想

好き勝手に感想を書く。

千早ちゃん

あんまり描かれていない印象。
37巻は太一がメインだった気がする。

理音ちゃんとの対戦。
理音ちゃんの髪を拾って相手に渡すという謎の集中力。
拾った髪の毛って、相手に渡すか?!
他人に髪の毛を拾ってもらって、相手に持っていたままだったら気持ち悪いか?!

決着は運命戦!!
なんというか千早ちゃんには詩暢ちゃんまでは、余裕で勝ち進んでほしかったなあ。

須藤さん

負けても前向きだね。
のちに勝ちの約束は続く!っていうのが良いね。

太一に嫉妬しているのかな?
春と秋の練習に来なかったのに、太一には来てくれた。
自分は周防名人を動かせなかったけど、太一は周防名人に指導してもらえてるわけだし。

須藤さんが弱かったんじゃなくて、太一が強すぎた感じだったね。

田丸さん

桜沢先生に評価うけてたのは良かったね。
すごい陰キャから陽キャになっている。

同学年の部員メンバーにも応援されている。
兄は本当に帰っていて笑ってしまった。
まあ、たしかに1回戦で負けたら帰るよな…w

家族で決勝戦に駆けつけたのに、
何も描かれなかったのは、ちょっと酷くないか?!

戦いも、まったく描かれなかったし(苦笑)
もはや千早ちゃんの眼中になし!という表現になっている。

きっとキャラ田丸さんは、
桜沢先生に評価されて、部員に認められたシーンで、
物語に描かれるキャラとしては一段落したんだろうな。

原田先生

師弟対決。
栗山先生は、新の師匠だよね?!w
まさかの幼なじみ設定に驚き!!
原田先生も福井県の人なのかw?!
田舎だから楽しみがカルタしかなかった。みたいに描かれていて笑ってしまった。
でも、昔はスマホもインターネットもないから、娯楽も本当に限らせていただろうなー。
今の時代は選択肢が多すぎる。

太一と戦いながら周防名人の面影を観ている。
それだけ太一は周防名人に近づいてきた。ってことだね。

太一への言葉が良い。
戦い前の言葉も、戦い終わったあとの言葉も、どっちも素晴らしかった。

戦い前の言葉は、良いね。
「復讐」って言葉が良い。
自分が太一にかけた言葉を覚えているのも、指導者として責任感があり素晴らしい。

自分がかけた言葉で苦しんでいる?!弟子を開放すべく、指導者として、直球な言葉をぶつける。

そんな真っ向からぶつけた言葉だったからこそ、太一の「新や千早ちゃんのいるところに行きたい」という本音を出させたよね。

勝敗が決まった後のセリフはちょっと泣けてしまった。

苦しかったな 絶対絶命がたくさんあったな 絶対絶命を 愛せよまつげくん これから先ずっとだ

引用:ちはやふる 37巻 第191首

37巻で一番印象に残ったシーンだった。心に刻まれた言葉だった。

年齢を重ねても、苦しみながら努力している原田先生のキャラだからこそ、伝わる言葉だった。
かるたの才能がなくて、かるたが好きじゃないけど、好きな女の子に好かれるために頑張っていきた太一に対して、
最高の褒め&応援の言葉だったと思う。

太一の母ちゃん

菫ちゃんと会話していると思ったら、どこかへ消えた太一ママ。

話し相手が観えない状態で、太一パパの描写が語られる。
太一パパは太一とまったく違って笑った。
すごい穏やかキャラwww

英才教育はてっきり医者の父親の影響かと思ったら、完全に母親でしたね。

なんとなく予想はついたけど、やっぱし話し相手はカナちゃんママだったね。
完全にカナちゃんママを信頼してるね!

カナちゃんママ

生粋の太一ファンである利恵子さん。

ついに太一の袴を作れることに、「僥倖」という言葉を使っていて笑ってしまった。
あまりの喜びに登場時に死にかけてるしw

呉服の常識にとらわれずに、
競技と競技者に合わせて、呉服をカスタマイズしてしまう点は、本当のプロだね。

しっかり桜沢先生にヒアリングしているのが凄すぎるwww

娘のカナちゃんはビビってるもんね。
珍しくお母さんに甘えて、私はどうすればー?みたいに頼っちゃってるもんね。

猪熊さん

マンションが豪華で凄い。
旦那さんはテレビディレクター設定なので、やっぱしギャラが良いんだね!

高校生の千早ちゃんに対して、真っ赤なスポーツカーって表現をしていたけど、本当にそうだね。
歳を重ねるたびに、一般の幸せを手に入れるたびに、そう思う。

恋人ができて、結婚して、前へ進んでいるはずなのに、他人に割く時間が増えたせいか、
自分の成長速度は高校生時代に比べて、ゆっくりになった気がする。
まあ幸せと自分の成長は、まったく別物だけどね!!

元クイーンの猪熊さんが、千早ちゃんに手を貸すとは、恐ろしい展開である。
こんだけ色々な人に手伝ってもらってるんだから、千早ちゃんは勝たないとね!

詩暢ちゃんの苦悩

伊勢先生のところで、頑張っている千早ちゃん。
モモちゃんに手伝ってもらいながら、スポンサー探し。

呉服のスポンサーがすでにいたことに対して、大人の流儀違反。と言われているけど、本当にそうだね。
でも、詩暢ちゃんにそういうことを言ってくれる人が現れた。ってだけで、詩暢ちゃんとしては成長しているよね。

ここから詩暢ちゃんの迷走?夢を叶えるための計画?が進んでいったはず…w

机くん

データを集めていて凄い。
恐ろしいデータマニアである。

太一

今回は主人公に近かったね。
原田先生に勝って泣いたり、
袴を一人で買いに行くことになって怖気づいたり。
普段はみれない太一の姿で最高だった。

周防名人から学んだ技術を思う存分に試せたから、原田先生に「譲ろう」と悩んでいるシーンも良いね。
そこを原田先生が引き止めるシーンが更に良い。
原田先生だからこそ、太一を引き止められたんだよね。

最後に短髪で登場したけど、
僕はぶっちゃけこの髪型の太一は好きではないです。
長髪のまま終盤も迎えてほしかったw

小6時代を思い出すために、短髪にさせた作者の意図はわかるんだけど、
他の短髪キャラとかぶるんだよな…w
新の後輩のヒロとかとね。
このあと漫画を読む上で読みにくくになる。

原田先生との戦いは、あまりにも短くてびっくり。
これも1巻ぶんくらいかける印象だった。
1冊中で1/4も描かれてなかった気がする。
まあ、太一の最初に原田先生へ伝えた本音が、勝敗の答えだったもんね。
物語的には勝つのが当たり前というか、勝たないと物語が成り立たないもんね。
だから、無理に描く必要はなかったから、こういう描き方になったのかもなー。

試合が終わって、太一のパーカーの間から、
瑞沢高校かるた部のTシャツがチラっとみえたのはよかったね。
千早ちゃんも同じTシャツを着ていて、離れているようだけど、繋がっているような感じで良かった。

おまけ

桜沢先生が理音ちゃんを叱咤して落とした、と思ったら、
アメ役を真琴先輩に譲っていて笑った。

桜沢先生は確信犯でやってるでしょww
このオチってどうなるんだっけ?!次巻が地味に気になる…。

おわりに

あっという間に東西挑戦者決定戦になってしまった。
また1巻くらい間があると思っていたのに。

オチは知っているので、あまり期待してない。
それよりおまけの続きが気になる。

もう来月の12月には最終巻が発売されるので、読むペースをあげなければ!!

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