「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」
(著者:河合雅司さん) の感想。
ただの感想である。考察ではない!
3月も書籍を1冊読めた。
読んだ理由
知人に[トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」]を読んでガッカリした。
と話した。
ガッカリした理由を話したら、
「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」を紹介された。
知人が「ヤバイ、焦りしか感じない」
知人の言葉に僕の心はひきつけられて、
僕は読む決心をした。
感想
とても良い本だった。
知人の感想は、
すぐに納得できた。
冒頭に
人口減少カレンダー
が載っていた。
読んでいて、
嫌な汗が出た…。
通勤中に読んでいた。
あぁ…、この国はどうなるんだろう…?
僕はのんきにサラリーマンをやっていていいのか?
と考えさせられた。
求めていた内容
論理的な数値に基づいた年表の説明。
僕が求めていた本だ。
この本のように具体的な数値で、
問題と向き合っている本に出合いたかった。
不安
この本から得られる感情。
それは「不安」だ。
人間は一定の桁数を超えると、
すぐに認識できなくなる。
この本は、
そんな認識できない桁数の統計値が、
たくさん紹介される。
認識できない桁数で満たされた日本の現状。
それらの数字の羅列を読んでいると、
「ヤバイ、この国はヤバイんだ」
と思い知らされる。
学んだこと
上記までは感情的な感想だった。
ここからは読んで学んだ内容について書く。
人口減少と空き屋の増加
去年、不動産関係者と話す機会があった。
その時に2つ教えてもらった。
- 2019年から相模原市の人口は減る
- 今後、不動産は空き家が増える
その時、僕は理由までは聞けなかった。
しかし、この本のおかげで疑問が解消できた。
僕は「相模原市だけの問題」だと思っていた。
しかし、これは「日本全体の問題」なのだ。
と、この本のおかげで気づけた。
ダブルケア
「ダブルケア」という言葉を初めて知った。
ダブルケアとは…子育てと介護を同時に行うこと
僕の母親は、このケースだった…。
僕の受験シーズンと親戚の介護が重なった。
両親は喧嘩をしていた事を覚えている。
両親の夫婦仲を振り返ってみると、
この時期が一番喧嘩していた気がする。
この本の数字に基づくと、
ダブルケアの人口が増加する。
周りの人々を見渡すと、たしかにそうだ。
そして僕は予備軍だ。
それに焦りを感じた。嫌な汗がにじみ出た。
介護離職
介護離職について書かれていた。
そんなの周りにいないけど…?
と読んでいて疑問だった。
その直後、違う部署の人と飲む機会があった。
介護離職で辞めて行く人の話を聞いた。
あぁ…、僕の周りに偶然いないだけなのだ。
これが現代の日本なのだ。
と、他人の話を素直に聞けた。
おわりに
とても良い本だった。
内容がとても良かったので、
年下の知人にオススメした!(笑)
僕はこの本が好きだ。
理由は、
次世代の人々の事を考えているからだ。
話は変わるが、
僕は漫画のNARUTOが好きだ。
作中に「火の意思」について何度も語られる。
次世代のために…。と自分を犠牲にするキャラ達に心を奪われる。
この本からは似たような気持ちが伝わってくる。
たまに現代の日本を嘆く老人がいる。
「昔に比べて今の日本は酷い。」
僕は思う。
「今の日本を築いたのはあなたでしょ?自己責任じゃないの?」
そんな感情と同時に思う。
「将来の僕も同じことをつぶやくのかな?」
嘆く老人にならないためにも、
次世代に繋げるように努力していきたい。
小さなことから繋げていく。
第一歩に、
セーブ・ザ・チルドレンに募金した。
確定申告してビックリしたのだが、
1万円募金すると3000円も戻ってきた。
(※所得によって異なります)
何度も書くが、
本当にとても良い本だった。
「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」をオススメしてくれた知人に感謝します。ありがとう。
人と意見交換って大切だ。