ただの感想である。考察ではない!ネタバレ込み!!
📝 はじめに
どうも、ファンタジーといえば『ラグナロクオンライン』を思い出す隣の鈴木(@next_suzuki)です。
『葬送のフリーレン 12巻』の感想を書き残す。
📘 この巻について(概要)
物語の概要と、読むきっかけを簡単にまとめる。
📖 あらすじ
エルフのフリーレンと人間のフェルンが、魂の眠る地(オレオール)があるとされるエンデを目指して旅を続ける。
80年前の過去に遡ってしまったフリーレンは、ヒンメルたちと元の時代へ戻る方法を探す。
💡 読んだ理由
アニメが面白かったからである。
シーズン2まで一気に観てしまった。続きが気になったので漫画を読むことにした。
💭 感想まとめ
シーン単位やキャラごとに感想を語る。
感想・批評はすべて僕自身の主観である。
🌀読後の感想
- 勇者ヒンメルのパーティーがどんな感じだったのか明かされた
- 魔王討伐時代の敵が、今より段違いに強くて驚いた
📖 各話ごとの感想
各話について語るよ。
以下で引用する章タイトルは『葬送のフリーレン 12巻』(山田鐘人, アベツカサ)から引用。
📘 第108話
ハイターに怒られたフリーレンが素直に謝ったら、ヒンメルたちに驚かれる。
過去のフリーレン、どんだけワガママだったの?笑
過去に描かれた三日三晩泣き叫ぶフリーレンも面倒くさいけど、そもそも謝らない性質のほうが面倒くさい奴じゃない?
物語の設定としては分かっていたけど、空を飛べなかったり、今の時代の魔法が使えなかったりするのは、やっぱりもどかしい。
そして、これまでアイゼンの強さはかなり描かれていたけど、ヒンメルは意外と本格的な戦闘描写が少なかった。
ここでしっかり戦う姿が描かれて、斬撃の凄さに驚いた!!
さらに、ツァルトの魔法も段違いに強い。やっぱり魔王討伐時代の魔族、強いな……。
📕 第109話
フリーレンのおかげでヒンメルたちが優位に戦えているのに、協調性のある今のフリーレンを見て「いつもと違う」みたいに言われていて笑ってしまった。
過去のフリーレン、どれだけ自己中心的だったの?!笑
そしてフリーレンがクソ強い。
ツァルトも弱い魔族ではないはずなのに、あっという間に倒している。
80年でフリーレン、どれだけ強くなったわけ?!
📗 第110話
魔王が1000年以上も君臨していた設定に驚いた。
そんな1000年以上続いた時代を終わらせたヒンメルたちって、改めて凄くない?!
ハイターは、未来から来たフリーレンに自分たちの冒険がどうなったのかを詮索する。
まあ、気になるのは当たり前といえば当たり前だよな。
それとは対照的に、ヒンメルはそんなことを気にせず、いつも通り前向き。
こういうところが、本当に今まで描かれてきたヒンメルらしかった。
📙 第111話
未来について聞かれたときに、フリーレンがハイターとアイゼンへ言った言葉が心に染みた。
あれはフェルンとシュタルクのことだよね。
ハイターとアイゼンが、「ヒンメルならこうするだろう」と孤児だったフェルンとシュタルクを助けたからこそ、今のフリーレンの旅がある。
だから、あの言葉は二人へのフリーレンなりの感謝だったのかなと思った。
そして、今のフェルンとシュタルクとの旅が、二人に感謝を伝えたいと思うくらいフリーレンにとって大切なものになっているんだな、と感じた。
ヒンメルへの言葉も的確だった。
これまでの旅でも、何度もヒンメルとの思い出や言葉をきっかけに前へ進んで、色々な試練を乗り越えてきたもんね。
そしてアイゼンが、噂以上にバケモノで笑った。
敵の刃物を肉体で折っている……。どういうこと……?笑
しかも原理が「気合」とか、恐ろしすぎるwww
魔法はかなり論理的に描かれているのに、アイゼンとシュタルクの頑丈さだけは妙に雑というか、勢いで押し切る感じなのが面白い。
こういう緩急も『葬送のフリーレン』らしくて好きである。
📘 第112話
ハイターとヒンメルの友情を感じる話。
ハイターの「自分のことは信じられなくても、友達なら信じられる」みたいな言葉が良かった。
自分自身には疑いを持っていても、ヒンメルのことは別に信じられる。
そんなふうに信じられる友達が昔からずっと一緒にいる、という関係性も良いね。
そして、そんなハイターがヒンメルを信じて支えてくれたからこそ、勇者一行は魔王を倒せたのかもしれないな、と妄想させてくれる話だった。
📕 第113話
7巻59話でヴィアベルが語っていた「皇獄竜」が出てきた!!
北部高原最強の竜種ということで、どれだけ強いんだろう?!と思ったら、数コマで倒された……。
早い!笑
さすが、バトルシーンがあっさりしている『葬送のフリーレン』。
でも、そんな展開を見ても「アニメ化されたときの描写に期待しよう」と自然に思っている自分がいることに気づいた。
📗 第114話
レプリカ勇者の剣の回。
3巻25話で描かれた「勇者の剣」に繋がる話だった。
まさかレプリカの作り主まで登場するとは!!
長寿のドワーフだからこそ、昔に自分が作った剣が巡り巡って、また自分の手元に戻ってくるという設定も成立するんだよね。
魔法の設定も便利だけど、長寿という設定も便利だな。笑
そして、キーゼルが他の剣をあげようとしているのに、ヒンメルがレプリカの剣を捨てず、そのまま使い続けようとするのも良かった。
たとえレプリカでも、自分と一緒に冒険してきた物を大切にする。
そういうヒンメルの心意気が、僕には響いたのかもしれない。
📙 第115話
廃村で女神に関する文献を探す回。
ハイターがヒンメルに本音を語る。もはや懺悔みたいだったね。
そして「親友」と言って、二人の関係性がはっきり描かれたのも良かった。
ハイター自身は悔いていたけど、その言葉があったからこそ、ヒンメルはここまで進んでこられた。
そう考えると、二人の友情が良いんだよね。
📘 第116話
文献をヒントに、元の時代へ帰還する魔法を解読する回。
ここにきて、女神様の魔法についてかなり深掘りされる。
80年前の時点でも全体の3%しか解読されていないって、少なすぎない?
しかも、比較的最近発見された魔法のひとつが、4巻31話でザインが使っていた魔法だったのね。
女神様の存在自体も1500年以上前まで遡るし、思っていた以上に壮大な設定だな……。
まだまだ、この辺りは深掘りされそう。
フリーレンが元の時代へ戻りたいと考えたときに、フェルンとシュタルクを思い浮かべるのも良かった。
今のフリーレンにとって、二人がどれだけ大切な存在になっているのかがよく分かる。
そんな人情味のあるフリーレンを見て、また「フリーレンっぽくない」と軽くディスるヒンメルに笑ってしまった。
これで12巻だけで3回目である。
過去のフリーレン、どんだけ酷かったんだよwww
そして、ついに明かされた元の時代へ戻る方法。
ヒンメルのセリフに強調の「・」が付いていたけど、僕は勘が鈍いので最初はまったく意味が分からなかった。
3、4回読み返して、やっと理解できた。
まさか11巻の時点ですでに答えが出ていたとは……。
こういうところ、本当にストーリーの組み立てがうまいなと思う。
てか、「魔王を倒した後に調べる」と言った時点で、裏を返せば「魔王を倒せた」と伝えているようなものじゃない?まあ、明言はしていないからセーフなのか?笑
📕 第117話
元の時代へ戻ろうとしたフリーレンたちが、魔族に襲われる回。
まず、終極の聖女トートの発言が気になる。
100年後の呪いってなんだ?!
少なくとも100年後まで計画が続くってことなのか、それとも完成する前にフリーレンたちが阻止するのかな。
また気になる伏線が増えたな……。
そして敵のメンツが強すぎる。
作中でも最大級のピンチなんじゃないかと思うくらい、強そうな魔族が一気に出てきた。
七崩賢の一人まで登場する。
七崩賢って、かなり強い立場のはずなのに、作中ではもうだいぶ倒されているよな……とは思っていた。
でも、過去編にすることで、まだ生きていた頃の七崩賢を出して戦闘シーンを描ける。
こういうところでも、過去編という設定をうまく活かしているんだなと思った。
グラオザームがどんな幻影を見せるのかと思ったら、まさかのヒンメルとフリーレンの結婚式……w
なにこの、ヒンメル×フリーレンがカップルとして結ばれることを望んでいる読者へのファンサービスみたいな幻想は?笑
しかもグラオザームの発言だけを見ると、ヒンメルはフリーレンと結婚したかったけど、それを「叶わぬ夢」だと思っていたってことなのかな?
12巻ではずっとヒンメルの前向きさが描かれていたから、そんなヒンメルにも諦めていたことがあったの?と驚いた。
ここまで前向きなヒンメルを見せておいて、最後に逆の一面を見せてくる。
こういう描き方、やっぱりうまいなと思う。
🧑🤝🧑 キャラ別の感想
各キャラの感想をざっくり語る
ハイター
1巻で描かれたハイターは、心が広くて、どこか達観していて、余裕のある神父様という印象だった。
でも、80年前のハイターはそんなことない。
思っていたよりも、心配性というか、神経質というか、臆病というか、疑り深いというか……。
フリーレンに未来がどうなったのか詮索したり、ヒンメルに謝ったり、思っていた以上に弱い部分がある。
そんな弱い一面があるキャラだったことに驚いた。
でも、その弱さが逆に人間味を感じさせて、なんか過去のハイターも自分は好きになれた。
それ以外は本当に酒ばかり飲んでいる生臭坊主なのも笑ってしまう。
もしかして、弱い部分を隠すために酒に逃げている……?笑
ヒンメル
紛うことなき前向きさ。
ハイターが思っていた以上に心配性で、自分や未来に不安を抱えるタイプだったのとは対照的に、ヒンメルは本当にどこまでいっても前向きだった。
ハイターと同じように、今までとは違う一面が描かれるのかな?と思っていたけど、ヒンメルはどこまでいってもヒンメルだった。
何があっても前を向く。
ハイターとは真逆なくらいの性格なのに、そんな二人が親友として一緒に旅をしていたのも面白い。
「これが勇者ヒンメルなんだ!」と改めて思えたし、今まで以上にヒンメルというキャラを好きになれた。
🔮 おわりに・次巻への期待
ヒンメルたちとの旅って、実際はどんな感じだったんだろう?と思っていたけど、これまで描かれてきた勇者一行のイメージそのままの冒険だった。
これが魔王を倒した勇者一行なのだ!と、改めて思い知らされる内容だった。
そして、相変わらず次巻への繋げ方がうまい。
敵が見せている幻想とはいえ、この結婚式で花嫁フリーレンと花婿ヒンメルはどうなるの?
誓いのキスのシーンはありますか?笑
そんなことを地味に想像させてくれる終わり方だった。
そんなわけで、次巻も楽しみである。
📚 関連リンク
⬅️ 前巻(11巻)の感想はこちら



