新世界 -感想- モノが溢れている世の中だからこそ、考えないといけないこと

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どうも、芸能人に詳しくない隣の鈴木(@next_suzuki)です。

「新世界」(著者: 西野亮廣さん) の感想。

ただの感想である。考察ではない!

あらすじ

西野さんの活動内容。

読んだ理由

夢リストを指導してくれたカワイイお姉さんにオススメされた。
memo:リンク

元銀行員のカワイイお姉さん。
僕は、年金の配給日に、年金を受け取りに来る貧困者について質問した。

話の流れから「信頼」の話になり、
キングコング西野さんの「新世界」が好き。と教えてくれた。

「新世界」とは、いったい何だろう…?

読み前の僕は

カワイイお姉さんは、
いったいどんな内容の本に魅了されたのだろう?

「お前は高校生か?!」と問われそうな不純な理由で読んでみた。

タイトルが良いね。

「新世界」

聴いててワクワクする。

まったく書籍と関係ないけど、BIGMAMAの「荒狂曲 “シンセカイ”」が好きだ。
読んでいると脳内で曲が流れた。
ライブで観た時の景色が脳内で再生されて、
最高の思い出が思い出されて、高揚した気分で読めた。

キングコングさん

僕は芸能人に詳しくない。

漫才コンビ:キングコングの2名の顔が全然思い浮かばなかった。

序盤に、
相方の梶原雄太さんがストレスでヤバかった。と書かれていたが、
顔が想像できないので、さっぱりイメージがわかなかった。

デビュー当時に大変だったことは伝わってきた。

だけど、もし顔を知ってたら、もっと楽しめて読めたのかも?!(汗
と振り返って思う。

感想

これは名作だ!
僕にとってのバイブルだ!

みたいな感覚は、まったくなかった。

良い本ではあった。

  • 読みやすい
  • 視点が面白い

カワイイお姉さんのオススメだったけど、
過度な期待しないで読んだ。

今年は何度も他人にオススメされた本を読んだ。

泣けるほど感動する本もあれば、
オススメした人を責めたくなるくらい、つまらない本もあった。

イライラするのは良くない。
期待すると客観的に本を読めない。

そんな理由から期待するのはやめた。
これが今年の読書で学んだことだ。

視点

西野さんが挑戦した活動について書かれている。

物事への視点が違うことに、
何度も驚かされた。

  • 素人オッサンのyoutube動画を観る理由
  • サグラダファミリアは建築中なのに入場料を取る

プロじゃないんだから、観る人いないでしょ!
完成してない物に価値はないでしょ!

改めて考えてみれば、自分も観てるし、行っていた。

そんな価値観・思い込みをぶち壊してくれる内容で、
頭がほぐされるような柔軟な視点だった。

バーベキュー

バーベキューは、
ご飯を食べるのがメインではなく、それまでの過程が大切だ。
みたいに書いてあった。

僕はバーベキューの本質をまったく理解できていなかったことに気づけた。
バーベキューが好きな人は、他人と一緒に料理することを楽しんでいたんだね。

僕はあまり一緒に料理するのが好きではない。
だから、今まで楽しめなかったんだな。と気づけた。

モノが溢れる時代

被災地に送られてきた千羽鶴を切り刻む話。

そういえば東日本大震災の時に、
そんなニュースみたな。と過去を思い出した。

モノが溢れる時代だから、
「何かをプレゼントする。」ことは、本当に難しいと思う。

昔、大叔父(現在80歳越え)と話した時、
「結婚式の引き出物にカタログを渡すのは手を抜いてるだけだ。自分で考えて選ぶもんだ。」と言っていた。

大叔父の意見も、わからなくはない。
プレゼントを選ぶって、とても大変だ。

「これを使ってくれたら楽になるかな?この色は好きかな?部屋に置く場所あるかな?」など、
相手を思いやれば思いやるほど、プレゼント選びは難しくなる。

そんな難しい作業だからこそ、相手がステキな物を選んできてくれた時、
プレゼントをもらうと嬉しいのだと思う。

ちなみに、僕はカタログが嫌いだ。
僕の性格は、優柔不断・メンドクサガリ。

数ある中から商品を選び、手紙に記入して発送する。
せいぜい3000円か5000円のために、この作業を行うのが嫌でしょうがない。
そんなわけで僕はカタログを全て母親にプレゼントしている(ォィ

しかし、カタログの利点も理解はしている。

モノが溢れた世の中だからこそ、
「もらっても嬉しくない」モノで溢れかえっている。

そんな不満を持つ人がたくさんいるから、
引き出物にカタログが産まれたのだろう。

そもそも結婚式の出席者全員の好みを考えるなんて難しいもんね。
立場や、都合で呼ぶ、あまり話したことがない親戚を呼ぶこともあるし。
知らない人の好みなんて想像できないじゃん!!

「不要な物を上げない。」
それも思いやりの一つだとは思う。

引き出物は、新郎新婦の性格が出てくる。
叔父の言葉を聞いてから、結婚式に行くたびに引き出物をチェックするようになった。

気が強い、こだわりがある、リーダーシップ性がある、堂々としている、そんな友達はカタログじゃない場合が多かった。
協調性が強い、めんどくさがり、 そんな友達はカタログの場合が多かった。

引き出物に何が正しいかは、わからない。

だけど、モノをもらう側の気持ちとして忘れて行けない事があるとは思う。

昔、知人にハンドクリームをプレゼントした。
今、振り返ると知人はメンドクサガリな性格だから、塗るのがめんどくさくて嫌だったのだろう。
あまり喜んだ顔はしなかった。

だけど、その時に言われた言葉が僕は嬉しかった。

「プレゼントを選ぶとき、私の事を考えてくれていることが嬉しいんだよ。」

プレゼントも嬉しいけど、
プレゼントを渡してくれる相手が、
プレゼントを選んでるとき(時間、最中)に、自分のことだけを考えてくれるのが嬉しい。

言われて見れば、プレゼントを選ぶときって、
「相手のことだけ」を考えてるよね。
どんな色が好きだっけ?これ使ったら楽できるかな?アレルギーなかったよな? とか、
相手のことをずっと想像している。

この言葉を選んだ時に、
この人にプレゼントをあげて良かった。と思えた。
次はもっと気に入ってもらえる物を選ぼう。と意欲が沸いた。
人から何かをもらった時に、プレゼントの内容で一喜一憂するのではなく、
選んでくれてる最中の相手を想像して、感謝しよう。と思えた。

モノが溢れた世の中だからこそ、
もっと思いやりが必要なだと思う。

与える側も、受け取る側もね。

おわりに

信用が重要ぽいけど、
別にネットに限った話じゃないよな?

ネットに移ってきたよ?って話なのか?

イマイチ、理解できなかった。

「おわりに」の言葉が一番良かった。
生きる上で大切な、大事な言葉が短くまとまっていた。
この最後の文だけでも、十分に価値があると思う。

テンポよく読めるので、
読書が苦手な人にもオススメです。

さて、感想をカワイイお姉さんと共有したいなー。

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