シン・エヴァンゲリオン劇場版???? -感想- 少年は神話になれたのか?!

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どうも、残虐な作品が好きな隣の鈴木(@next_suzuki)です。

シン・エヴァンゲリオン劇場版???? の感想。

ただの感想である。考察ではない!
ネタバレ込み!!
※僕はエヴァンゲリオンに詳しくはないので、間違った解釈が多々あるかも知れません。

あらすじ

フォースインパクト止めるぜ。

観た理由

「エヴァンゲリオン」シリーズは、漫画以外は観ている。

個人的には思い出深い作品である。
遡ること15年以上前の高校1年生のとき、幼稚園の友達にアニメを録画したビデオを貸してもらった。
学校で「新世紀エヴァンゲリオンにハマっている!!」と話したら、陽キャな野球部のクラスメイトにドン引きされて「オタクだ。」みたいにイジられた。
思い返せば、僕が高校生のときにアニメを観ているやつなんて少なかった。
イジメられたわけじゃないけど、思春期時代にドン引きされたせいか、すごい記憶に残っている。
(まあ僕が高校を卒業後、京アニの「涼宮ハルヒの憂鬱」ブームにより、アニメを観る=オタクの印象はだいぶ改善されたと思う)

そんな思い出アニメの最終作!!
物語?僕の思い出?に決着をつけるべく、
映画館に行って観てきた!!

観る前のイメージ

前作から8年。
やっと終幕。
きっと面白いんだろうけど、わけがわからない物語なんだろうな。

観た後の感想

戦闘シーンがカッコいい!!
わけがわからないシーンが多いけど、そういう部分も含めてエヴァンゲリオンらしさ満載だった!!

2時間半以上。と聞いていたけど、
面白いからあっという間に終わった。

開始の戦闘シーン

パリから始まる。

ネルフとマリの戦い。
戦闘シーンがカッコいい!!

ビーム砲に対して戦艦を盾にする演出とか、
最高にカッコいいね!!こんなのエヴァ以外にないよね。

真希波マリ

久しぶりに聞いたマリの声。
坂本真綾さんの声が僕の想像よりも高くて、
あれ本当に坂本真綾さんだよね?!と半信半疑だった。
曖昧な記憶を一致させるのに、冒頭の戦闘シーンは必死だったw
声的にはファイナルファンタジー7リメイク(FF7)のエアリスに近いね。

各キャラクターに対して、独特の呼び名をするマリ。
ゲンドウの呼び方とか親しげだし、謎に包まれたキャラ。
今作でやっとマリの正体が判明。
ゲンドウの元同僚?仲間?だったのね。

破で初めて登場した時は、
シンジとアスカの子供だ!!とか、そういう説があったのにね、
全然違ったね笑

最後はシンジくんとイチャイチャしていて、かなり格が上がったね!!

委員長が結婚している

前作では10年以上の歳月が経ったけど、
シンジくんも、アスカも見た目が変化してないから、
あまり年月が経った感じがしなかった。

しかし、今作は大人になったトウジやケンスケ、委員長が登場する。
委員長がトウジと結婚していてビックリΣ(・_・;)
二人の間に子供までいるし!!

他にもミサトさんと加持さんの間に子供もいるし、
もう色々と進んでてビックリだよ!!

綾波レイ

綾波のようで綾波じゃない存在?!

村の人たちと生活を共にして、
いろいろな感情を学んでいく。

「おはよう」とか、習慣で何気なく使ってるけど、
確かにどういう意味なのかな?と改めて考えさせられた。
「ただいま」って表現は英語にはない。とか言うもんね。

レイの成長が何を意味するのかな?と思ったら、
急に挙動がおかしくなる。

ゲンドウに操られて、村を襲うのかな?とか思ったけど、
急にシンジの前で溶けて消えてしまってビックリ(汗)

えっ、今までの成長な何のためだったの?!と思ったけど、
綾波が消えたことにより、シンジがミサトさんたちの元に戻ることを決心する。
シンジを戻す決心をさせるための演出だったのかな?

決戦へ

シンジくんがミサトさんたちの元に戻ったと思ったら、
すぐさま物語は、13号機のフォースインパクトを食い止めるための決戦となる。

マヤとアスカの戦闘シーンがカッコイイ。
色々な武器で、たくさんの気持ち悪いエヴァンゲリオンもどきを撃退する。

視野がグルグル回る戦闘アクションが凄すぎて、
手を握りしめてスクリーンに食い入って観てしまった。

式波・アスカ・ラングレー

相変わらずのドSっぷり。

現代の高校生・大学生は「アスカ派?綾波派?」って会話するのだろうか?!

宮村優子さんの声がキレキレで良かった!!
最近はエヴァ以外だと名探偵コナンくらいしか聞かないからね。
たまに宮村さんの声が出ている筋肉少女隊の221B戦記を聴きたくなるんだよなー。

葛城ミサト

Qからクールだったらミサトさん。

今作も序盤はクールだった。
前みたいなお茶目ぷりや、カッコよさは、あまりなかった。

しかし、決戦で、
帽子を脱いで、髪を下ろして、昔の姿になってからは最高にカッコよかったね!!!
三石琴乃さんの声がたまらなくカッコよくて最高だった!!!
『おるすばんえびちゅ』の可愛いハムスターの声も好きだけど、
エヴァンゲリオンみたいなお姉さまの声もカッコよくて好き。

エヴァンゲリオンの物語とは

エヴァンゲリオンの物語は、わけがわからない。
そんな印象が強い。

16歳の時にはじめてエヴァンゲリオンを観てから、約15年経った。
そんな人生の中で「エヴァンゲリオンが好き!!」と言うやつはたくさんいたけど、
しっかりとストーリーを説明できる人間なんて、2,3人しかいなかった。

僕自身、全然わかってない人間の一人である。

でも、この映画を観て、やっとエヴァンゲリオンのストーリーの目的?がわかった気がした。

ゲンドウがユイを生き返らせる・また会うための物語

youtubeの解析動画をみて、なんとなくわかったつもり?知ってはいたけど、実感はなかった。
しかし、この映画をみてやっとそれが本当なんだ!と実感できた。

ゲンドウのワガママを息子が止め!!
それがエヴァンゲリオンだったのだ。

ゲンドウの引き際があっさり、
シンジくんは死ぬのか?!と思ったら、
お母さんのユイがそれを阻止して、ゲンドウと共に逝く。

やっと初号機にシンジの母親ユイの魂が残り続けていたことが活かされた気がした。

陽キャなシンジくん

僕のエヴァンゲリオンのイメージは、
鬱っぽいジメジメした、日本人の陰湿具合が象徴されたアニメ。

そんなアニメの象徴的な存在が碇シンジくんである。

今作も冒頭は、超鬱っぽいジメジメした陰キャで最高だった。
しかし、綾波が溶けてしまってから、急に陽キャになってビックリ。

おいおい、どういうことだよ?!
エヴァンゲリオンに乗るし、父ゲンドウに向き合おうとするし。
最後は女性とイチャイチャと手をつないで走っているし(笑)

こんな陽キャなシンジくんでストーリーが幕を下ろすとは予想していなかったよ!!

1995年に新世紀エヴァンゲリオンを観ていた人たちは、
マリのことをハッキリと陽キャぽく「可愛い」とか言うシンジくんを想像できた人がいたか?!

製作者の遊び心

物語終盤の演出が、ぶっ飛んだ演出で思考が追いつけなかった!(笑)

過去のシーンが登場したと思ったら、
映画の制作スタジオみたいな描写でメタ発言的な演出があったり、
ラフ画みたいな映像があったり、
最後は実写になったり、

もうね、製作者側のやりたい放題だったね(笑)

えっ何この演出?!の連続だったよ。

意味分かんない!!と思ったけど、
冷静に考えたら、これがエヴァンゲリオンらしさだよね。

過去のアニメも「おめでとう」「ありがとう」と訳わかんない演出だったもんね。
そうだよ、この意味のわからなさこそエヴァンゲリオンなのだ。と改めて気付かされた。

おわりに

今までの作品は、気持ち悪い、わけわからない終わり方ばかりだったエヴァンゲリオン。
しかし、最後の最後でハッピーエンドだった。良い意味で裏切られた。

はじめてスッキリした終わり方だった気がする。
僕の中では名作アニメの一つがやっと終わりを迎えたことにより、アニメ回の長い歴史がやっと一区切りした感覚だ。

正直、5割以上理解できてない気がするから、
youtubeの解析動画をみたり、詳しい友達の話しを聞いて、もっと余韻を楽しもうと思う。

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